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純喫茶通がオススメする、最強のナポリタンとは?

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 サンドイッチ、ナポリタン、オムライス、カレーライス……小腹がすいて純喫茶を訪れたとき、どのようなメニューを注文することが多いでしょうか。

 決して特別なメニューではないものの、どこか懐かしさをも感じる喫茶店の味。本書『純喫茶、あの味』では、そんな喫茶店のごはんに魅了されたという純喫茶マニアの難波里奈さんが、全国1600軒から厳選した50軒あまりの純喫茶における、一押しの喫茶店ごはんを紹介していきます。

「純喫茶のごはんというものについて、かつては特別に意識することもありませんでした。しかし、年々純喫茶への愛情が深まっていくと同時に『こんなに丁寧に作られた美味しいものが気軽な価格でいつでも食べられるというのはすごいことではないだろうか。』と気付き、当たり前のように何度も食べていたメニューを改めて皆さんと共有したくなり、この本を作りました」(本書より)

 それぞれに個性の光る喫茶店のなかでも、”どこか素敵な純喫茶を教えてください”と尋ねられたとき、難波さんが真っ先にオススメすることが多い店だというのは、東京・神田にある珈琲専門店エース。

 昭和46年から続く、神田を代表する名店といっても過言ではない純喫茶エースは、「昭和を感じる装いや、世界中から集められた種類豊かな珈琲、そしてマスター兄弟のあたたかな接客が魅力的」(本書より)な一軒だといいますが、その看板商品は”元祖のりトースト”。いまや店名はわからずとも、のりトーストの店として知られているというほどの名物メニューだといいます。

 45年前の開店初日からあるという、のりトースト。食パンと焼きのり、バターと醤油という家庭によくある食材を使っているものの、食べ飽きることがないというその味は、創業時から現在にいたるまで変わることなく、同じ材料と手順で作っているとのこと。マスターの清水さんが中学生のときに、お母さんが作ってくれた”のり弁”から思いついたメニューなのだといいます。

 そして、普通のトーストが220円であるのに対し、材料も手間もかかるのりトーストは170円。なぜのりトーストの方が安いのか、疑問に思って注文してもらいたいからこその値段設定なのだそうです。

 本書ではこの他にも、二度とナポリタンを食べられなくなってしまうとしたら最後に食べたいと難波さんがオススメする神保町のラドリオのナポリタン、40年ほど前から依然として人気だというババロアだけでなく、ジジロアなるユニークなネーミングのメニューがオススメの、代々木にあるCOFFEE HOUSE TOMなど、思わず食べてみたくなる喫茶店ごはんの数々が紹介されていきます。

 懐かしい味、そこでしか楽しむことのできない味、さまざまな味わいを求めて純喫茶へ足を運び、お気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。

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