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「鼻炎だから…」と素人判断が落とし穴。3歳の娘が耳を押さえ一晩中泣き叫ぶ

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我が家の3歳の娘は鼻炎持ち。1歳の時すでに、「花粉症でしょう」と小児科医の見立てが出ていました。

わたしも夫も、親の代から花粉症。「やっぱり遺伝しちゃったね、赤ちゃんのうちから、かわいそうだな」と思っていました。

花粉症は最近では薬や治療法もいろいろあって「しっかり対策するもの」という風潮ですが、わたしが子どものころは「時期的なものだし、特に子どもは薬も飲めないから我慢するしかない」と親や医者に言われたように思います。

それでつい、娘のことも「大変だけど仕方ない」と思っていました。

1歳代では耳鼻科でも特に薬も処方されず、鼻もかめないので、ティッシュで軽く鼻をつまんだり、大人が吸い取ってやるタイプの鼻吸いで鼻水を取ってやるのが関の山。

2歳の春も耳鼻科に相談に行きました。鼻水で皮膚が荒れ、喉に流れて咳き込む事も増えていたし、原因は花粉だけなのか、家庭で気をつけられることはないか?という相談もしたかったのです。

先生の見解は「花粉にしろダニ等のハウスダストにしろ、完全に除去はできないから、症状が出たら薬で抑えて」とのこと。

お医者さんの高性能な鼻吸いで綺麗にしてもらい(娘は嫌がって泣き暴れましたが)、ドライシロップの抗アレルギー剤を2週間分処方されました。

2週間分飲み続けたものの、その間、鼻水がピタッとおさまっていたかというと、そうでもありません。

いま思えば、抗アレルギー剤の種類が合わなかったのかもしれないし、同時に風邪気味だったのかもしれません。

しかし、子育ては全くのビギナーでありながら、花粉症のキャリアは30年近いわたしは、こう思ってしまったのです。

「大して効かない薬を飲ませ続けても、意味があるのかな? この小さい体(当時11kgくらい)では、ひょっとして内臓の負担になるのでは…」

そして、あさはかにも独り合点でこう思ってしまったのです。

「大きくなればいろいろな治療法があるし、ひどくなったら相談しよう。それまではわたしがこまめに鼻水をとって様子をみよう」と…。

そして季節は巡り、3歳の春。事件(?)は起こりました。

娘が寝かしつけたあとの仕事を終え、さて寝ようと腰を上げた矢先、布団から娘の泣き声が。

夢にうなされての夜泣きであれば、一緒に寝んでいる夫があやせばすぐ静かになるはずですが、全く止まず、泣き声は激しくなるばかり。

あわてて様子を見に行くと、手で顔をおおうようにして布団を転げ回って泣く娘と、おろおろしている夫。

なんとか抱っこしてリビングに連れてきて、背中をさすりながら話を聞くと、断片的に「いたい」と。

「痛いの?どこ?おなか?」

「うわーん、ちがう、うわーん…おみみ」

その瞬間にわかりました。あ、これ中耳炎だ。

みるみるうちに熱が上がり、一晩中耳を押さえては「いたいー、いやだー!」と泣いて転がり回る娘。

本人は初めての痛みにパニック状態。脇の下を保冷剤で冷やして、一瞬眠ったかと思うと、また泣きわめいて起きる…を朝まで繰り返し、明け方にようやく眠りました。

わたしは自分が小さい頃にかかった、あの耳の奥がひきつれるような感覚を思い出し、経験がある痛みだけに看ていて辛かったです。

一晩ついていたわたしもボロボロですが、泣き疲れて眠る娘を抱えて朝一番で耳鼻科へ。

1年ちょっと振りの耳鼻科で診察してもらうと、先生がまず一言。

「お母さん、前回来られて、それっきりになってますね」

今回の症状はやはり急性中耳炎。原因は、アレルギー性鼻炎で常に鼻水が出ていて、耳に流れたためでしょう、と。

鼻吸いもしてもらいましたが、わたしが自宅でやるのとは比べ物にならない量が取れた上、直後の娘の声が違う!痰がからんだようになっていたのか、鼻の通りが良くなったのか、いつもよりきれいな声に。

そして前回同様、2週間分の薬を処方され、「効き具合をみますから、なくなるタイミングでまた来てください」と釘をさされました。 関連記事:ポイントは「次はいつ来てください」の言葉。肌トラブルには信頼できるかかりつけ医を!

幸い、中耳炎はそのまま落ち着き、耳の痛みを訴えることもなくなりました。

2週間後に受診すると、まだ鼻水が出ていること、片側の鼓膜がわずかに腫れているので、薬を変えて様子をみるように指示がありました。

処方箋を持って薬局に行ったとき、薬剤師さんに質問してみました。

「こんなに小さい子が長期間、薬を飲み続けても大丈夫なんでしょうか?」

「薬の種類によっては、体への負荷を検査しながら使うこともありますが、先生からの指示も出ていないし、体重に合わせて処方しているから大丈夫です。きちんと指示通り服薬してください」

それから、娘は夏を過ぎた今でも、定期的に耳の様子をみてもらいながら服薬を続けています。その後、中耳炎が再発したり、鼻づまりや鼻水に悩まされることは今のところありません。

アレルギーとの付き合いは長期戦。だからこそ、素人考えではなく、専門家に定期的に相談することで、良い状態を保ってあげるのが親のつとめ。

娘に痛い思いをさせてしまいましたが、そう学びました。 関連記事:「お母さんの責任です」肌荒れの処方薬を敬遠していたら…娘が食物アレルギーに!

著者:さんしょ

年齢:37歳

子どもの年齢:3歳

もと(一応)理系。印刷会社、広告代理店で約10年働き、出産を機に退職。現在は育児をしながら在宅でデザインと印刷ディレクションをしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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