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連帯保証でいきなり請求が来た場合の対処法は?

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連帯保証でいきなり請求が来た場合の対処法は?

Q.

 先日、不動産管理の会社から電話が入りました。「あなたが連帯保証人になってるマンションの家賃滞納があるので払ってください」と通達がきました。そのマンションとは、3年前に別れた彼氏のマンションでした。滞納額は90万で約9か月分。いきなりで驚きました。
 その別れた男性とは絶縁状態にあり、連絡もとっていない間柄です。とはいえ、年収200万以下の私には支払い能力もなく、「迷惑かけないから」とはんこを押してしまったことを悔いています。一方、その男性は今も健在で、その場所に定住しており、店舗も経営しており、明らかに支払い能力は私より上です。
 払える能力があるのに払わない借り主に責任はないのか?払えないのを堪えて、破産してまで支払いをしなければいけないのか?連帯保証人を外れることはできないのか?上記の回答と今後の解決策を望みます。

(40代:女性)

A.

 「保証人」と「連帯保証人」は、名前は似ていますが、法律的な効力では雲泥の差があります。保証人の場合、主たる債務者(今回では元彼)が支払わない場合に、二次的な義務を負います。これを補充性といいます。

 一方、連帯保証人の場合は、「まず主たる債務者に対して請求するまでは支払わない」と債権者に言える「催告の抗弁権」(民法452条)がなく、「先に主たる債務者の財産に執行するまでは支払わない」とする「検索の抗弁権」(民法453条)もありません(民法454条)。
 簡単に言ってしまえば、ほとんど債務者と同じ立場にあるということになるのです。

 ドライな言い方になるかもしれませんが、債権者である不動産管理会社から支払い請求が来た場合、たとえ主たる債務者(元彼)の資力があったとしても、不払いが生じている以上、支払い義務を負うことになってしまいます。
 場合によっては、ご相談者様が破産手続きなどを行わざるをえない状況も視野に入ってきます。

 なお、連帯保証人を外れるには、保証している契約が終了するか、債権者である不動産管理会社に連帯保証契約の解除を承認してもらうしかありません。不払いが残っている段階では、いずれも困難な道であると思われます。

 対処方法としては、主たる債務者である元彼に対して、支払いするように交渉を行うことが優先されると思われます。
 他方で、ご相談者様の資力の問題もあると思われますので、不動産管理会社に対して(法的には言える立場にはないのですが)、主たる債務者への支払い請求を促すことも行うべきだと考えます。
 従前の関係性から主たる債務者へ物申しづらい環境があること、最悪の場合、先述の通り、破産手続きなどもありえることを考慮して、主たる債務者や不動産管理会社への交渉を弁護士に一任してしまうのもひとつの方法だと考えます。

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