ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

幼児の誤嚥で死亡例も 誤嚥事故の原因となる食べ物と対処法

  • ガジェット通信を≫


2016年8月29日(月)のニュースにて、2014年の統計で14歳以下の子供が誤嚥事故によって26人亡くなっていると発表されました。

亡くなった半分以上は1~4歳の非常に幼いお子さんだということですが、5歳以上でも5人ものお子さんがなくなっています。

今回は未然に防ぎたい「お子さんの誤嚥事故」について、医師に解説していただきました。

誤嚥って?

誤嚥とは、本来咽頭と食道を通って胃に流れていくべき食べ物などが、何らかの理由で喉頭・気管の方へ入り込むことです。

固形物のみならず、水や液体が気管に取り込まれ誤嚥が引き起こされる場合もあります。

速やかに気管に入った異物を除去する必要があり、最悪の場合窒息死する危険性があります。

誤嚥の原因

■飲み込む力が弱い

■嚥下障害

■咽頭がんや食道がん

■神経内科的な病気

特に乳幼児の口は「チャイルドマウス」といわれるほど小さく、小さい食べ物でも詰まらせる場合があるので注意が必要です。

また、喉周辺の筋肉、嚥下中枢(延髄)の機能が低下している高齢者も毎年誤嚥による死亡事故が多発しております。

誤嚥の症状

気管に食べ物が入ってしまうと、むせこみやせきこみを引き起こしますが、場合によっては窒息してしまい、死に至るケースもあります。

また、高齢者や、基礎疾患があり気道防御反射が弱まっている場合、そのまま誤嚥し肺炎を起こしてしまうことがあります。

もし誤嚥をしてしまったらおこなう対処方法

背部叩打法や背部叩打変法

口に指を入れるのではなく(中へ押し込んでしまうことがあるので)、頭を下げ、みぞおちを圧迫して背中の真ん中を平手でたたく方法。

ハイムリッヒ法

後ろからかかえて腹部を上方へ圧迫し、気管に入った異物を除去する方法です。

上記の方法でも取れない、意識がないなどのときはすぐ救急車を呼びましょう。除去されて、窒息から解放されても合併症などの可能性もあるためしばらく経過を見ます。

誤嚥事故の原因となる食べ物BEST5

1位: ピーナッツなどのナッツ類

乾いており、大きさ的にも詰まりやすく非常に多い誤嚥の原因です。

ピーナッツ一粒でも誤嚥してしまう危険性があるので、お子さんに与えないようにしましょう。

2位: ブドウ

大きさ的にも硬さとしても詰まりやすいです。食べさせる際には注意を払いましょう。

3位: ミニトマト

2位のブドウと同様です。

どちらも子供の好む食品である分、その危険性は頭に入れておきましょう。

4位: もち

やわからさと粘りのため、詰まらせるケースが多いです。

特にお正月になると高齢者の方が詰まらせて死亡事故につながる場合があります。

5位: こんにゃく

こんにゃくゼリーなども以前、窒息で問題になったことがありました。

適度な弾力と硬さがあることが誤嚥の原因となることがあります。

誤嚥を未然に防ぐ対策

小さく食べ物を切る

ミニトマトやブドウなどは誤嚥を防ぐために小さく切ってあげましょう。

子供が食べられる硬さや大きさの把握

一人一人のかむ力や集中力、飲み込む力などに合わせて、食べ物を選びます。

静かに食べさせる

大声で騒いだり、驚くことが誤嚥のきっかけになることもあります。

小さなお子さんの場合は特に食べ物を前にしたら遊んだり大笑いしたり、テレビを見たりせず食事に集中してよく噛んで食べる癖を付けましょう。

座って食べさせる

食事中に立ち歩いたりすることは誤嚥につながる場合があり、マナーとしてもよくありません。

お子さんの口は「チャイルドマウス」と呼ばれるほど小さくできているので、食事の際には十分に注意を払うようにしましょう。

高齢者に多い誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎とは、細菌が唾液などとともに肺の中に流れ込んでしまって起こる肺炎で、お年寄りの肺炎の7割以上に関連しているといわれています。

お子さんの安全を守るために

誤嚥は多くの場合、未然に防げる事故ですが、最悪の場合死に至るケースがある危険性もはらんでいます。

小さなお子さんや高齢者のかたの食事まわりには、つねに注意を払うようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

関連記事リンク(外部サイト)

喉頭がんリハビリ中のつんくさん。全国高等学校合唱選手権の大会委員長に
食べ物を飲み込めない人のための「胃ろう」って何?
なぜ高齢者は肺炎になりやすいの?

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
Doctors Me(ドクターズミー)の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP