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「Google Lunar XPRIZE」に参戦する日本チームの探査機フライドデザインが披露

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Google が主催している民間企業による月面探査ロボット(ローバー)レース「Google Lunar XPRIZE」に国内で唯一参戦する HAKUTOを中心とした国内チームが実際に月に送り込む月面探査機のフライトデザインを披露しました。Google Lunar XPRIZE は、民間組織による純民間ロボット探査機を月に送り込みミッションを成功させる賞金レースです。HAKUTO は国内から同レースに参戦するプロジェクトチームで、KDDI、スズキ、IHI、ZOFF、JAL、セメダイン、リクルートなどの国内企業もパートナーとして參加しています。宇宙探査機 / ローバーと言えば、思いのほか巨大で重たく、また、装備や実用性、機能性を重視したデザインなので、外見もあまり良くありません。しかし、HAKUTO が開発した月面探査機は戦車を彷彿させる洗練されたデザインに仕上がっています。しかも重さはたったの 4kg と軽いのです。HAKUTO チームは 2010 年よりプロジェクトを実行しており、当初は 10kg 規模の探査機を送り込む計画でしたが、組織の再編などによる必要資金の増大により、計画の変更とコストの削減を余儀なくされました。コスト面で大きな部分を占めるが打ち上げ費用です。HAKUTO では、外部ロケットに相乗りする打ち上げ方法を採用したため、1kg あたり 1 億 2000 万円という巨額の費用がかかってしまいます。この打ち上げ費用を最小限にするために、この数年間はコストとの戦いだったそうです。こういう経緯もあり、探査機は当初 10kg 規模を予定していたものの、打ち上げ費用の削減を念頭に入れつつ、ミッションの成功に耐える探査機の開発を進めていました。探査機の開発では、素材や設計の研究による小型化・軽量化の能力、スマートフォンや家電製品などの民生品用パーツを流用するといったエンジニアリング力を駆使して、当初予定していた 4 輪走行型という理想を維持しながらも、重さを 4kg にまで削減しています。Google Lunar XPRIZE では、ローバー)を打ち上げて月面に着陸させた後、500m 走行し、月の 360 度映像を地球に向けて配信するミッションを成功させなければなりません。今回のフライトモデルは 4kg という既存の探査機に比べて数十分の一ほどのコンパクトさを実現しながらも、ミッションの遂行に必要なコンポーネントを全て装備しています。それだけではなく、大気のない月の激しい温度差や地球上よりもはるかに多い量の放射線にも耐えるための対策もしっかりと施されています。今回のローバーは 2017 年中に月へと打ち上げられる予定です。

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