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生理痛や子宮内膜症の予防にも効く!「ピル」の意外な作用・効果

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「ピル」と聞くと「避妊薬」といったイメージが強く、逆に避妊以外では使用しない方も多いのではないでしょうか。

しかし、「ピル」には避妊以外にも、女性を悩ませる生理痛を緩和する効果があることをご存知でしょうか。

そこで今回は「ピルが避妊以外に効果がある症状」を、正しいピルの服用方法とともに医師に解説をしていただきました。

「ピル」は本来どのような薬?

ピルはアメリカにおいて1930年代に、山芋から生理痛をおさえる働きのある植物性ステロイドが発見されたことに端を発し、1960年には経口避妊薬としてやはりアメリカではじめて認可されています。

経口避妊薬の基礎成分はノルエチンドロンと呼ばれるもので、これはカール・ジェラッシ氏および彼の共同研究者によって開発されたといわれています。

「ピル」が「生理痛」に効くって本当?

ピルは、エストロゲンとプロゲステロンという女性の卵巣から分泌されるホルモンと同様なものからできており、これを服用することで、簡単に言うと脳が妊娠していると勘違いをするものです。

このことで卵巣からのホルモンの増加をコントロールでき、このことで子宮内膜が周期的に厚くなるのを抑えられます。

そして、増殖した子宮内膜に含まれる子宮を収縮させる働きのある痛み物質であるプロスタグランジンを減らし、生理時の痛みや多量の出血を抑えることができます。

「ピル」を「生理痛」対策で服用する場合

婦人科の先生と相談することになりますが、一般的には生理初日から飲み始めることが多いと思います。

製品によっては生理がはじまって7日目まで服用できる場合もあります。

21錠を1シートとして毎日服用し、7日間休薬して2シート目の服用、といったパターンになることが多いと思います。 この休薬期間に生理が来ることになります。

「ピル」の「避妊」「生理痛」以外の効果

月経前緊張症候群(PMS)を軽くしたり、子宮内膜症の予防や改善のためにも用いられることがあります。

また、生理周期を整整えたり、ホルモンバランスが乱れることによってできるニキビや更年期特有の症状にも効果があります。

「ピル」を使用する際の注意点

以下のような方はピルの服用は禁じられていたり、服用がすすめられません。

■ピルの成分にアレルギーがある人

■乳がんなどエストロゲンが関与するがんの患者さん

■妊娠中・授乳中の人

■血栓傾向のある人

■喫煙者

■肥満のある人

婦人科に相談の上、服用しましょう

ピルと言えば避妊、というイメージの強い方も多いかと思いますが、実はもっといろいろな疾患に使われることがあることがおわかりいただけたでしょうか。

月経前緊張症候群や強い生理痛など、ピルを飲むことでずいぶん楽に生活できるようになる女性も多いでしょう。

体重がひどく増えてしまうなど、低用量ピルが一般化する前のピルの副作用が強いイメージから、ピルの服用に二の足を踏んでいる方もいらっしゃるように思いますが、現在主流となっている低用量ピルは健康な女性であればほとんど副作用を感じずにつかえることが多いようですよ。

ただ、やはりお薬ですのでしっかり婦人科で診察を受けたうえで処方を受けて使用するようにしましょうね。

(監修:Doctors Me 医師)

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