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「痩せ姫」からみる拒食症 医師が鳴らす摂食障害の警鐘

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「痩せ姫」といわれる言葉を聞いたことがありますか。痩せにこだわる女性のことを指した造語で、関連する本が出版されるなど近年話題となっております。

昨今のダイエットブームや、TVメディアにてもてはやされるモデル・女優さんから、痩せることへの憧れを感じることがあると思いますが、その裏には悲しい現実がありました。

今回のテーマはそんな痩せにこだわる女性に警鐘を鳴らす「拒食症」について、医師に解説をしていただきました。

痩せ姫から見える人物像

細すぎるくらい痩せているにも関わらず、さらに痩せることを目的として生活している、という説明からは摂食障害の徴候が見て取れます。

昨今のダイエットブーム、痩せることへの憧れ、太ることへの恐怖心など、現代社会の闇が反映されているようにも思えます。

食行動の精神疾患 摂食障害

摂食障害とは、食行動に大きな障害を有する精神疾患です。

極端にものを食べなかったり、反対に大量の食物を摂ったりするもので、BMIによって拒食症と過食症に大きく分類されます。

標準体重を15%以上下回っていれば拒食症、それ以上体重があれば過食症と定義できます。

今回取り上げる拒食症は、食物摂取の不良または食事拒否、極端な体重減少を特徴とし、神経性食欲不振症、思春期やせ症ともいわれます。

拒食症の症状

■ボディーイメージのゆがみがあり、極端なやせ願望や太ることへの恐怖がある

■他人から「太っている」と言われたり、思われたりすることを恐れる

■食事をしているところを他人から隠したがる

■不安感が強い

■食べ吐きや下剤の濫用がある場合がある

■体重が低下すると、毛深くなったり、月経の停止が見られる

拒食症を引き起こす心理的要因

■自分が美しく見られたい、太っているといわれたくない

■ダイエット・ハイの状態になってしまい歯止めが効かなくなってしまう

■雑誌などの痩せたモデルの影響などでボディーイメージが歪んでしまう

■親や恋人との関係にトラブル

■ストレスが強い生活

■自分が女性であることを拒否

痩せていることが良いとされることが多い世の中なので、その強迫観念から極端なダイエットを起こし、拒食症を引き起こしてしまうケースが多く見られます。

拒食症によって併発する危険性のある病気

■生理不順

■無月経

■不妊症

■骨粗しょう症

■うつ病

■パーソナリティー障害

■アルコール依存症

■社会不安障害

拒食症の治療方法

拒食症をふくむ摂食障害に対しては、主に精神科や心療内科で、精神療法を行ったり、強迫的な傾向やうつ病に対して薬物療法が施されます。

また、家族との関係調整など、対人関係から治療を行われることもあります。

過度のダイエットによる危険

ダイエットは今や、ブームというよりは特に若い女性にとってライフスタイルの一部になっているような感じすらありますが、同時に医学的に極端で歪んだボディイメージや理想体重をもつ方も増えています。

特にダイエット中は自分のボディイメージと、周囲の方の思っているものに大きな開きがないか、確認しながら行うようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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