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悪夢にうなされて不眠気味。 悪夢を見なくてすむコツを試してみた

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Fuminners(フミナーズ)をご覧のみなさま、はじめまして。俳優・作家の伊藤裕一と申します。寝付きが悪く、悪夢をほぼ週1のペースで見てしまうという「睡眠」に対してかなりの苦手意識を持った俳優です。

職業柄なのか、性格なのか、意味不明な悪夢にうなされて不眠の夜が多く、常々「眠れない、眠れない」とTwitterでつぶやいていたら、Fuminners編集部から「睡眠についての悩みや悪夢による不眠を解消する方法をいろいろ試してほしい」と声が掛かり、連載をさせていただくことになりました。

最近見た変な夢で印象に残っているのは、“大物演歌歌手のコンサートにゲスト出演して、いっしょにカツオを豆まきみたいに会場に撒く”という夢です。

そもそも、人はなぜ悪夢を見るのでしょう?

研究データなどによると、潜在意識(無意識)の中にある恐怖や苦悩などの強い感情が、眠っている最中に夢となって現れるのだそうです。また夢を見る割合として、成人の5~10%が少なくとも月に1回以上の悪夢を見るんだとか。

夢を見るタイミングは、レム睡眠中(眠りの浅い時間)、目覚める前の30分とのこと。だから、夢の中でショッキングな出来事があると飛び起きるんですね。僕くらい悪夢で不眠に悩んじゃうレベルになると、最低でも週に1度は悪夢を見ています。

緊張とプレッシャーの気持ちが、夢に影響しているのかも

舞台上でセリフが出てこなくなる――。

リハーサルになかった、まったく知らないシーンの撮影がはじまる――。

とくに、本番前の晩には、この手の夢を見なかったためしがありません。これこそまさに、僕の潜在意識の中にある失敗に対する「恐怖」なのかもしれません。僕はいつも「この作品を必ず成功させてみせる!」と思いながら作品に携わっています。

本番を迎える直前にもなると、作品の完成度も高まり、より自分の意識も高まってとてもよい精神状態で本番を迎えられる…はずなのですが、やはり心のどこかで、「自分がミスをすればこれまでのすべてが台無しになる」というプレッシャーを抱えているのだと思います。

↑ 稽古中の様子。台本を読んで心情を理解しようと、ついつい役に入り込みすぎてしまうのも、変な夢を見る原因になっているのかも。

脚本を執筆するときも、たくさんの資料を読んだり、多くのキャラクターの心情を考えなければならなかったりすることが理由なのか、まったく意味が分からない悪夢を連日のように見ています。おかげでぐっすり眠れた気がしないまま、日中は頭がぼんやり。

悪夢を見なくてすむコツを試してみた

「眠っているときは脳が情報を整理しているのだから、多少の悪夢は仕方がない」とあきらめていましたが、どうもそういうわけではなく、悪夢による不眠の悩みは寝る前のちょっとしたコツで軽くできるそう。

寝ているときくらい安心して休みたい!とにかく、ぐっすり眠りたいので悪夢を見なくてすむコツを、試してみることにしました。

その①

寝相に気をつけると、夢の内容や睡眠の質が変わる

→悪夢を見たり、睡眠の質が悪くなったりするといわれている寝相は、左向き(心臓が下に来る)やうつぶせの状態らしいです。専門家は、“胸や腹部が圧迫され、脳に届く酸素量が少なくなることが原因ではないか”と推測しているのだそう。

これは、目からウロコ!

僕はベッドで寝ているのですが、ちょうど身体の右側に壁がくるようにベッドを配置していました。となると、壁を向いて寝るのはなんだか窮屈。なので、いつもわりと左の心臓がある方を下にして寝ていることが多かったように思います。

よくよく思い起こすと、悪夢を見て、心臓バクバクで目が覚めることがよくあったのです。とある映画に出演していたころは、よく巨人に追いかけられる夢を見たものです。夢の中でも勝てないなんて…。

↑ スヤア…と気持ちよさそうに眠っている感じですが、この左向きでうつぶせの寝相は悪夢にうなされる確率がいちばん高いらしい…。

早速ベッドを配置換え。身体の左側に壁が来るようにし、左向き寝を防止してみました。

1週間ほど左向き寝をしないように続けてみた結果、変な夢は相変わらず見ますが、心臓がバクバクして目覚めるようなことはかなり減ったと思います。そんなに胸が圧迫されていたのかと思うと、ちょっとこわいですね。(これまで、起きてから頭がしばらくぼんやりとしていたのは、脳にいく酸素量が少なくなってしまう寝相だったからなのかも?)

その② 

寝る2~3時間前に辛いものやジャンクフードを食べない

→辛いものや、ジャンクフードは悪夢や鮮明な夢を見る確率を高めるそうです。

ジャンクフードに含まれる一部のアミノ酸は、体内で脳内物質のセロトニンやドーパミンに変換されるので、それらが脳を興奮状態にして不安感や幸福感を増強し、夢の内容に影響を与えるんだとか。

僕が悪夢を見る回数が多いのは、寝る前の食事も一因になっているんじゃないかと思っています。深夜までのリハーサルが続き、ホテルに戻れるのは26時以降。でも、身体を酷使した日は、刺激の強い、がっつりしたものが食べたくなっちゃうんです。

しかも、食べてすぐ寝ちゃう。

「絶対原因これじゃん!」と思ったのですが、研究熱心な僕は、本当かどうか試すために実験初日にスナック菓子を購入。寝る直前に食べてみました。

すると…。

いきなり知らない曲のイントロが流れて、大きなステージで歌わなければいけない状況に――。

もはや夢か現実か、寝ているのか起きているのか分からない、自分が今そこに寝ているんだけど、その姿を上から俯瞰で見ている(幽体離脱!?)――。

みかんの皮をむいてもむいても、実にたどりつけない――。

一晩に立て続けに3つの悪夢を見る羽目に!これはいかん!

ただでさえ睡眠時間が少ないし、ぜんぜん眠れた気がしないので、すぐにやめなくては!翌日からは、スナック菓子とか絶対に食べないようにしてみたら、やっぱりそれほどひどい悪夢は見なくなりました。何より、胃もたれが減ったのでよかったです。

1週間ほど寝る前の食事に気をつけてみました。効果として「悪夢で不眠の夜が減った」とまではまだ言えませんが、「ジャンクフードを食べると悪夢を見る確率が上がる」ということは痛感しました。

今回2つのコツを試してみて、少しずつだけど、睡眠不足を解消し、安眠を手に入れつつあるように感じます。今回のコツは何かを用意しなくてもいいし、意識を変えるだけでできるし、とってもお手軽なので、今後も意識して続けていきたいです。

…でも、悪夢を全く見なくなったというわけではありません。

睡眠時間も短いし、やはり、まだまだいろんな変な夢が僕を悩ませています。

そんな中、見る夢の内容をコントロールして悪夢を克服する方法があるという話を聞きました。そこで、次回は普段見る夢の内容について掘り下げていきたいと思います。

次回もお楽しみに。

おやすみなさい。

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