北海道のソウルドリンク「カツゲン」に迫る!

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進学や就職で北海道を離れた人が、

広大な大地に思いをはせ、飲みたくなるドリンクの代名詞。

雪印メグミルクが販売する「カツゲン」です。

優しい甘みと乳酸菌飲料ならではの酸味。

ゴクゴクと喉を鳴らして飲める爽やかさ。

「カツゲン」は道産子のソウルドリンク!

コンビニやスーパーなど、あちこちに並んでいる光景がお馴染みのため、

「カツゲン」が「北海道限定」だということを知らない人さえいます。

人々を魅了してやまない「カツゲン」が、

このたび、販売から60周年を迎えたというのです!

いてもたってもいられず、

札幌にある、雪印メグミルク株式会社に向かいました。

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健やかなる時も、病める時も、常に「カツゲン」を愛することを誓いますか。

その問いに、はっきりと大きな声で、誓います。

「カツゲン」を愛してやまない、メシ通レポーターの裸電球です。

「カツゲン」とは

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爽やかなブルーが目を引くパッケージ。

北海道以外では販売されていないため、

「北海道に来ないと飲めない」という、何ともレアな飲み物です。

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サイズは1人でたっぷり味わえる500mlと、

家族みんなで楽しめる1,000mlの2種類。

道外で働く道産子は、お盆やお正月に帰省し、

冷えた「カツゲン」をゴクゴク飲んだ瞬間に、

心も身体も「帰ってきたぞ」という気分になるそうです。

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そんな「カツゲン」。

今年は 販売開始から60周年 というおめでたい年なのです!

ウズウズ……。

ウズウズウズ……。

ああ、好奇心がウズウズ……。

こうなると、僕もうダメなんですよ。

自分の意志を抑えることができず

電話に手が伸びます。

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電話をしたのは、「カツゲン」を販売する雪印メグミルク株式会社。

「突然のお電話すみません、僕、『カツゲン』大好きなんです」

「(ありがとうございます!)」

「ちょっとお邪魔していいですか?」

「(こちらに…ですか?どのようなご用件で?)」

「『カツゲン』について色々教えてください!」

来ちゃいました!

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なんとまあ! 言ってみるものです。

特別にお時間をいただくことができました。

うれしい!

北海道に生まれて良かった!

まさかこんな日がくるとは……感激です。

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見学は完全予約制です。

ご覧になりたい方は前日までにお電話を!

混雑状況によっては予約できない日もあるので、注意してくださいね。

工場に隣接する「酪農と乳の歴史館」です。

創業以来の歴史がわかる貴重な資料が並んでいます。

さらに、現在製造されている商品の紹介も!

雪印メグミルクといえば、様々なものを作っていますからね。

ワクワクが止まりません!

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例えばこれ!

北海道といえばバター!

パッケージの色は今のほうが濃い黄色ですが、

デザイン自体に大きな変更はないんですね。

知らないことがたくさんあります。

私、バターの消費量は多い方だという自信ありますよ。

コーンバター、ジャガバター、バター味噌らーめん。

北海道はバターに合う食材の宝庫ですからね。

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そんなバターを製造する、工場のライン模型です。

コンベアなどが、しっかりと動いているんですよ。

商品が完成し、段ボールに詰められるまでの工程が一目瞭然!

大人の社会科見学、たまりません。

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そっか!

その手もあったか!

大好物の「6Pチーズ」です。

このチーズを肴にいつもビールを飲んでいるから大興奮。

すごいな~、雪印メグミルク。

このチーズも相当な歴史がありますからね。

ウズウズ……。

ウズウズウズ……。

色々学びたくなってきますね!

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ここで我に返ります。

あら?

私はここに……何しに来たんだっけ?

「カツゲン」について、うかがうんだった!

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あぶない、あぶない。

童心に戻って、工場見学を楽しみすぎました。

カツゲンについて教えてもらうのが本当の目的ですから!

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今日はよろしくお願いいたします!

「酪農と乳の歴史館」の猪狩館長です。

販売から60年。

聞きたいことがたくさんあります。

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貴重な資料がありました!

見せていただいたのが、歴史を感じるポスター。

昭和初期に「活素(かつもと)」という商品を製造しており、

これが「カツゲン」のルーツになったのではないかと考えられています。

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その後、1956年に名称を変えて登場したのが、こちら!

商品名の由来が瓶にはっきりと書かれています。

「活力の給源」ですって。

略して、「カツゲン」じゃないですか!

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さらに、縁起をかついで飲まれていたことから、

「活」を「勝」に置き換え、「勝源」になったそうです。

なるほど!

でも……今の商品名って、「ソフトカツゲン」ですよね?

なんですか、この「ソフト」は?

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当時、瓶で販売されていた「カツゲン」は、

無脂乳固形分が3%。

現在は1%ですから、昔のほうが濃かったんですね。

ゴクゴクと飲めるようにと開発が進み、「ソフト」になったというわけです!

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期間限定で2016年1月に発売された「あのころのカツゲン」は、

当時の濃い味わいが楽しめると、懐かしむ年配の方から大人気!

店頭に並んでも、あっという間に売り切れるという事態に!

問い合わせの電話も鳴り止まなかったそうです。

私は飲みそびれてしまいました……ザンネン!

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年に2回ほどのペースで、新しい味の「カツゲン」が期間限定で登場します。

これが美味しいんですよ。

「カツゲン」の味って、フルーツ系のフレーバーと相性抜群なんですよね。

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ちなみに取材時の期間限定は「ももカツゲン」でした。

子どもから大人まで愛されそうな、キュートな味わいです。

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劇団四季とコラボした商品も期間限定で販売されていました。

マスカット味ですって!

目を引くパッケージですよね。

施設内には「勝源神社」も!

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受験シーズンは、「カツゲン」のパッケージにも、

この神社の写真がプリントされます。

何かに勝ちたいときには是非!

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ブツブツ……。

仕事がうまくいきますように……。

子どもが元気に成長しますように……。

それと……お小遣いが増えますように……。

あと、面白いネタが思いつきますように……。

『メシ通』を読んでくださる皆さんが幸せになりますように……。

たのむぜ、「カツゲン」!!!

これで今日から「カツゲン」博士!

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ということで「カツゲン」の魅力に迫りました。

いかがだったでしょう、飲みたくなってきませんか?

なんてったって「北海道限定」ですからね。

次の旅行先は北海道に決まりでしょう!

今年が発売開始から60年の節目。

これからも北海道民は「カツゲン」と共に歩んでいきますよ!

お店情報

雪印メグミルク(酪農と乳の歴史館)

住所:北海道札幌市東区苗穂町6丁目1番1号

電話番号:011-704-2329

予約受付時間:9:00~11:30 13:00〜17:00

定休日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始

ウェブサイト:酪農と乳の歴史館

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:裸電球

裸電球

北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。 ブログ:「裸電球ぶら下げて」

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