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【厚労省も注意喚起】麻疹患者が幕張コンサートに参加 感染拡大の恐れ

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2016年8月14日(日)に千葉の幕張メッセで行われた人気外国人アーティスト、ジャスティン・ビーバーのコンサートに麻疹(はしか)に感染した兵庫県の男性が来場しており、千葉県を中心に麻疹が流行していることがわかりました。

海外から帰国して間もない男性で、39度を超える発熱、全身に発疹が出ていたにも関わらず東京、神奈川などを訪れ、コンサートにも参加し、兵庫県に戻った後の19日(金)に麻疹と診断されました。

このコンサートには他に2万5千人が来場していたということで、2次感染の可能性が危惧されています。

今回は今後感染拡大の恐れのある「麻疹」について、医師に解説をしていただきました。

麻疹は感染力が非常に強い

麻疹とは、一般的にはしかとも呼ばれる感染症で、麻疹に対する免疫を持たない方が麻疹のウイルスに接触することによって9割以上が感染するといわれています。

症状としては、7日~2週間の潜伏期間の後、38度くらいの発熱が数日見られ、一旦解熱した後に39℃を超える高熱と同時に全身に発疹が現れます。

感染経路は空気感染、飛沫感染や接触感染であり、非常に重篤な亜急性硬化性前脳炎(SSPE)を含む中枢神経の合併症を起こすほか、心筋炎や中耳炎なども合併することがあります。

麻疹の症状

麻疹の症状は潜伏期間を経て、突然38度前後の発熱が3~4日間続くカタル期、一旦解熱したあとに72時間ほど続く発疹期、発疹出現から3~4日後に症状が治まる回復期の3段階あります。

カタル期

■発熱

■身体のだるさ

■口の中の粘膜に白い斑点ができる(コプリック斑)

■目ヤニ

■咳

■鼻水

発疹期

■39度を越える高熱

■全身の発疹

■咳や鼻水の悪化

■下痢

回復期

■発疹が色素沈着を残して、症状がおさまる。

麻疹の感染経路

空気感染

空気中のウイルスを吸入することによって感染発症しますので、発症者から離れた場所にいる場合にも空気感染する場合があります。

飛沫感染

麻疹患者の咳やくしゃみのしぶきに含まれるウイルスを吸いこむことによって感染します。

接触感染

ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることでも麻疹を発症する危険性があります。

麻疹の感染力は非常に強力で、ワクチン接種を受けていなかったり、免疫がない方が感染すると90%以上の確率で発症します。

特に妊娠中の女性は麻疹に注意

大人の麻疹は重症化しやすく、抵抗力が下がることによってほかの感染症にかかりやすくなります。

風疹とは異なり、お腹の赤ちゃんに先天性の障害が現れることはないといわれますが、流産や早産の可能性は高まってしまいます。

赤ちゃんが感染すると死に至る危険が

6カ月を過ぎ、1歳前後の赤ちゃんはお母さんからの麻疹に対する免疫もなくなって、最も麻疹にかかりやすい時期といわれます。

麻疹の根本的な治療法はなく、脳炎や中耳炎含め、非常に深刻な症状となり死に至ることもある感染症です。

ぜひ1歳を過ぎたらワクチンを接種することをおすすめします。

麻疹の予防対策はワクチンのみ

ワクチン接種が明らかな効果のある唯一の方法と言えます。 麻疹に対する特効薬や抗ウイルス薬などはないので、全身状態を管理しながら対症療法ということになります。

ワクチンを打っていない赤ちゃんや免疫不全の方では免疫グロブリンが投与されることもあります。

医師からの警告

麻疹は感染力も強く、深刻な合併症を呈する恐れのある非常に深刻な病気です。

最初の段階で、発疹の見られないうちは風邪と誤解して人と接触してしまったり、特に麻疹である可能性を意識せずに病院などを受診してしまう可能性があり、他の人に感染させてしまう恐れがあります。

今回、日本でも感染拡大の恐れがありますので、体調が気になる場合は麻疹を疑って病院を受診するようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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