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電気を消すと見える“それ”を描くホラー映画『ライト/オフ』 監督インタビュー 「暗闇で色んなものが見えるんです」

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――暗闇への恐怖を視覚化した今作ですが、今作を撮ってから暗闇で“何かが見える”気がして恐ろしくなったりしませんでしたか?

デビッド・F・サンドバーグ監督「少しだけ前より怖くなったかな? でも僕、真夜中に半分目が覚めて半分は寝ている状態で、起き上がって歩きまわってしまうことがあって。睡眠障害と言うのかな、そういうときって“色んな物”が見えてしまうんですよね(笑)。妻は「寝ぼけているだけよ」と言うんだけど」

8/27より公開となる映画『ライト/オフ』(原題:Lights Out)は、電気が消えているときにだけ見える“それ”を描いたホラー映画。世界で一億5000万回再生されたトラウマ動画を、制作者のデビッド・F・サンドバーグ監督自身の手で長編映画化したものです。ちなみに、監督の妻は短編動画で“それ”と遭遇する女性を演じたロッタ・ロステンであり、彼女は映画版『ライト/オフ』でも“それ”を見つけてしまう役で登場しています。

<元となった短編動画>

<映画『ライト/オフ』予告編>

動画が表示されない方はホラー通信の元記事をご覧ください

――映画では、「ライトを付ける」「ライトを消す」ということが、「心の強さ」「弱さ」の暗喩になっていましたね。

監督「そうです。でもそれは短編のときに考えていたことではないんです。短編は、「電気が消えているところにもし人影があったら?」という単純な“怖くてクールなアイデア”を形にしたものでした。それを長編映画として物語にするときに、なにかのメタファーにする必要がありました。僕はかつてうつ病を患っていたことがあって、暗闇が人間の心の闇のように感じたし、反対に光は幸福を表しているように感じていました。長編はそんな映画にしようと思ったんです。映画にも心の病を患った母親が重要なアイコンとして出てきますが、彼女の心の病はあらゆる症状が重なったもので、僕は彼女ほどひどい病気ではなかったんですけどね」

――監督ご自身が、今作でもっとも怖いと感じるシーンはどこでしたか?

監督「“それ”の正体を追っていた主人公たちが、地下室に閉じ込められるシーンですね。何と戦っているか分からないというのも怖いけれど、あのシーンではすでに暗闇で襲いかかってくる“それ”の正体を知っている。恐ろしいものの正体を分かっていても戦わねばならないというのが、僕は非常に恐ろしいと感じます」

――今作を撮るにあたって、他の映画や作品で意識していたものはありましたか?

監督「撮影手法的には、60年代の『たたり(The Haunting)』というホラー映画に影響を受けました。モノクロのシネマスコープ(ワイドスクリーン)の映画で非常に面白い映像なんです。あとは、映画の内容に影響を受けたわけではありませんが、日本の伊藤潤二さんという漫画家の不気味な作風はとても好きですね」


――今作では、短編動画を見て惚れ込んだジェイムズ・ワンが製作を務めましたね。ワンはあなたにどんなアドバイスをしたんでしょう?

監督「いちばん言われたことは「とにかく楽しめ!」ということです。「ハリウッドというのはとてもクレイジーなビジネスの世界だから」と。ワン自身も僕のように短編が話題になり、そののちに『SAW』を撮ってブレイクした監督なので、僕の状況をよく分かってくれていたんだと思います。僕はこれが初のハリウッド作品になるので、“いい映画を作らなくては”と非常にプレッシャーを感じていました。そんなときにワンは「楽しめ」と言ってくれたんです

映画『ライト/オフ』は8/27よりシネマート新宿他にて全国ロードショー。どうぞ、お楽しみに!

公式サイト:https://warnerbros.co.jp/c/movies/lights-off/[リンク]


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記者:

デザイナーと記者の二足のわらじ。ふだんはホラー通信(http://horror2.jp/)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きなバンドはビートルズ、好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

TwitterID: _reinus

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