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「お姉ちゃん/お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい!」「我慢しなさい!」に思うこと by 斗比主閲子

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こんにちは、斗比主閲子です。 前回のエピソード:ポイントは、納得・やる気・簡単・習慣化!夫婦の家事育児の分担ルールの作り方、我が家の場合

先日実家に帰省したところ、タイトルのようなことを父が私の子どもに言っている場面に出くわしました。

父「上の子が我慢するべき」

事の経緯はこうです。

私と母が、私の子どもの相手を父に任せて家事をしていたところ、下の子が泣き出しました。どうやら下の子が上の子の物を欲しがったようです。

ちなみに、上の子も下の子も二人とも玩具をこの帰省のタイミングで買ってもらっているので、まあ、下の子のわがままなわけです。全部欲しいというのは子どもあるあるですね。

それで、下の子が泣きながら「欲しい!欲しい!」と言っても、上の子が自分の玩具を渡してあげない。

それを見た父が「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい!」「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい!」みたいなことを言って、上の子を叱ったわけです。

家族の中で支え合うのは意味がある、が……

年が上だからできることはあるし、年が下だからできないことはあります。得意な人間が不得手な人間をサポートするのはおかしいことではないですよね。

ただ、姉だから、兄だからということで、必ず我慢しなければならない、しっかりしなければならない、模範を示さないといけないというのだと、年の上の子どもにばかり負担がかかることになってしまいます。

『アナと雪の女王』が話題になった時に、よく見かけたのが、アナの姉であるエルサの気持ちに深く共感する、かつて長女だった人たちの声です。「姉はいつも実験役にされる」「妹ばかりいつも自由」みたいな感じの思いのこもったコメントですね。みなさん、大人になってからも引きずっているようでした。言われた方はそれぐらいモヤモヤを抱え続けている。

家族やきょうだいが支え合ったり、助け合ったりするのは、せっかく家族をやっているのだからできるだけそのほうがいいと思いますけど、これが誰か一人に負担がかかるようだとよろしくない。

こういうこともあって、我が家では年下だから自分の希望を通せる、年上だから自分の希望は通せないなんて対応はしないようにしています。上の子のほうがお小遣いは多いですけどね(笑)

だから、父の年上冷遇発言を聞いたときには「おおっ」と思いました。「それ、やっちゃうんだ」と。

父が悪いのか?

私としては父に子どもを任せているので、あまり余計な介入はしないほうがいいと思っていました。ただ、上の子が道理に合わないことで叱られるの好ましくないし、父も大変だろうと、フォローしに行き、子どもたちを落ち着かせました。

子どもたちが父の手から離れて遊び始めたときに、父には、 子ども同士の喧嘩は、まず暴力に発展しないように子どもたちを引き離すといいこと 泣いている子の希望に応えると、その場にいた子どもは(泣かなかった子も含めて)泣けば大人は言うことを聞くと覚えるから、子どもたちが泣くようになって余計面倒なことになること

を伝えておきました。

父は、私の子育てに関わっていなかったそうなので、はっきり言えば、子育て経験がありません。子どもを扱うようになったのは、私の子どもである孫と接するようになって初めてだということです。私の親の年代であればあるあるです。

だから、子どもをどう扱ったらいいか分からない。子ども同士の喧嘩の仲裁もやったことがない。仕事で部下を叱る感覚で、子どもも怒鳴れば解決すると思ったのではないかと思います。

そんな父に子どもを任せた以上、父の経験(不足)を考慮したほうがいいし、何か困ったことになっても、父を悪者にしてはいけないと考えています。 関連記事:さいたま市の”祖父母手帳”がすごくいい!虫歯菌問題、我が家の場合 by 斗比主閲子

ただ、今回の父の発言から、道理に合わなくても上の子が下の子のわがままに我慢しないといけないという考えを、父が持っていそうなことが分かって、色々と思うところがありました。

父の世代は、きょうだいが多かった頃ですから、お兄ちゃん・お姉ちゃんが親の代わりにしっかりして、下の子たちの子育てをするという感覚があるだろうことは違和感はありません。でも、いざ自分の子どもに言われているのを見ると「うーむ」と思ったわけです。

実家で親に子どもを見てもらうと、子育て観は人や時代によって違うものだなと感じることが多々あります。

我が家でやっていることが大正解だとは思わず、色々な形があることを理解しつつ、子どもたちにとって後々になって苦しまない形にしていきたいと思うばかりです。

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斗比主閲子

プロフィールは『1976年10月3日生まれ、福岡県出身。旧帝大卒業後、一部上場の家電メーカーに就職。外資系含めて何度か転職した後、現在は某企業のIR部門に所属。2.5世帯住宅で、X人目の子育て中……』ということになっています。

電子書籍『 ぼーっとしている人が「自分の人生と向き合う」ためのQ&A30』をAmazonで好評発売中。

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※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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