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「甘い物食べたい=疲れて脳が糖分欲してる」はウソ!?

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突然から揚げが無性に食べたくてたまらなくなる――そんな経験がある人は多いのではないだろうか。から揚げに限らず、甘いものや酸っぱいもの、脂っこいものなどなど、まさしく“体が欲している”といった具合だ。となれば、それはおそらく体からの“サイン”。足りていない栄養素があるから、それを補うべく“無性に食べたい”と思わせているに違いない!

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というわけで、実際はどうなのか、管理栄養士の前田あきこさんに話を聞いてみた。

「ご想像通り、“無性に何かを食べたくなる”というのは体からのサインだと考えてもいいと思います」(前田さん、以下同)

なるほど! から揚げが食べたいときはから揚げを、ラーメンが食べたいときはラーメンを、思う存分食べれば良いということか…。

「いえ、それは違います。特に男性の場合は食べたくなる栄養素そのものが足りていないのではなく、その栄養素を使うための触媒的な別の栄養素が不足しているというケースが多い。食べたいと感じたままに食べてはそれこそ栄養が偏るだけです」

つまり、“脂っこいものが食べたい=脂質を欲している”ではなく、“脂質を体内で使うための栄養素が足りていない”ということだ。

「ですから、食べたいと感じたらそのままそれを食べるのではなくて、主な栄養素を代謝する機能を持つ触媒的な栄養素を含むものを食べればいいんです。そうすることで、既に摂取されている“食べたい”栄養素をうまく活用することができ、自然と偏った食欲や体からのサインもおさまるでしょう」

言われてみれば、よく食べたくなるものは炭水化物や糖質などが多く含まれている手軽な食品が多く、ストイックに自己管理をしている人でもなければ、一般的な30歳前後の男性でそれらが“足りていない”とは現実的に考えにくい。

では、具体的には何を“食べれば”いいのか。“食べたくなる食品”ごとに前田さんにアドバイスをしてもらった。

・から揚げやラーメンなど脂っこいもの

「エネルギー不足を感じているため、これらのものが食べたくなります。ですから、脂質や炭水化物などをエネルギーに変換するビタミンB群や脳に正しい食欲の信号を送るカルシウムなどを摂取すればOK。緑黄色野菜を食べるのがベストですが、手軽に飲める青汁スティックなどもいいでしょう」

・酸っぱいもの

「酸味を欲しているということは、エネルギー代謝を促進して疲労回復をしたいということ。こういう時にはマグネシウムが足りていないケースが多いです。コンビニでも売っている『ナッツ』系を食べると代謝回路が活発になり、酸味も欲しくなくなるはず」

・ケーキやチョコレートなど甘いもの

「甘いものは“疲れている時にいい”と考えがちですが、これは一時的にシュガーハイ状態を作り出しているだけなんです。特にチョコレートは依存度が高く、頻繁に食べたくなる人は要注意。糖質過多になるおそれもあります。甘いものが食べたいときは、『チーズ』や『豆乳』などでタンパク質を摂取することで糖質に頼らず血糖値が落ち着き、甘いものを欲する気持ちも収まるでしょう」

・塩辛いもの

「塩分を欲しているということは、すなわちミネラル不足。塩(ナトリウム)を摂取することも必要なんですが、それだけではダメ。バランスよくミネラル全般を摂りましょう。『ワカメ』など海藻系なら効率よくミネラルを摂取できます。インスタントの岩海苔やワカメみそ汁などでも問題ありません」

さらに前田さんは、「基本的に“重ねていく”発想で食べるといい」と話す。例えば、から揚げやラーメンを食べるならほうれん草をトッピングしたり、一緒に青汁を一杯飲む。そうすることで脂質や糖質の体内での利用効率があがり、無駄に脂を体に蓄えることもない…というわけだ。

もちろん体のサインと受け入れて欲望のままに食べるのはNG。その上で、足りていない栄養素をうまく摂取するよう心がける。そうすれば今よりも健康的な食生活が送れるようになるはずだ。

(鼠入昌史/Office Ti+)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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