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博多名物・辛子明太子。何がうまいって、皮がうまい!

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ツウ好み、市場の海産物店の手作り明太子

博多名物・辛子明太子。

福岡人のご多聞に漏れず、僕もコレでご飯を食うのが大好きだ。

しかし、結構な大人になるまでは明太子の中身の粒だけをほじくり出して、ちょっと気持ちが悪い皮は食べずに残していた。

それはそれで子どもにはありがちのことなんじゃないかと思うんだけど、ある頃からこのねっとりして味の濃い皮をいっしょに食べるからうまいんだということに気がついた。そうなると、粒だけでは全然もの足らない。以来、皮を残すなんてことはしなくなった。

そういう訳で博多名物・辛子明太子。

博多では専門店だけでなく、料亭だったり市場の海産物店だったりが味や作り方を工夫して、それぞれ自慢の明太子を出している。JRと西鉄の駅が近い香椎商店街の「中島商店」も、そんな一軒。

▲香椎駅前の商店街にある海産物店「中島商店」店長の中島賢二さん

一般に原料のタラコ(スケソウダラの卵)は90%以上が輸入されているという今でも国産にこだわり、北海道産の完熟卵を使用。日本酒ベースの出汁に漬け込んで熟成させており、粒がプチプチはっきりしていて、深いうま味にも関わらず後口がさっぱりしているのが特徴だ。辛さはほどよい中辛程度といった具合で、唐辛子を山ほどまぶした驚くほど辛いものを作っていないのも個人的には好印象なのだ。

二つある冷蔵ケースの一つは明太子と関連商品がズラリ。

家庭用にはお得な切れ子「和(なごみ/165g 1,080円)」がおすすめ。切れ子といえど、形がきれいに整えられていて使いやすい。

粒がプチプチでご飯が進む!

「もったいない」から生まれた「いわし明太子」

そんな「中島商店」が自慢の明太子を使って「もったいない精神」で作ったオリジナルの明太子商品が二つある。一つは1985年に誕生した「いわし明太子」。皮が破れたり見かけが悪かったりする明太子を「せっかく国産の原料で作った明太子を廃棄するのはもったいない!」と、中の粒を取り出してイワシの腹に詰めたものだ。香ばしい焼き明太子と脂の乗ったイワシの組合せが、ご飯にもお酒にも合うと大ヒット。屋台や居酒屋でも今や定番のメニューなのだ。

「那嘉島のいわし明太子」という名前で登録商標にもなっている「いわし明太子」。商品は真空パックで冷凍されていて、1尾432円。

さらに「もったいない」から生まれた「乾燥明太子」

「いわし明太子」の誕生で、皮が破れたり見かけが悪かったりする明太子をムダにすることはなくなった。しかし、今度は「いわし明太子」を作るために、大量の皮が残るようになった。前述の通り、ねっとりした明太子の皮は、タラコの味と出汁の味の染み込んだ、とりわけうま味の濃厚なところ。「そんなうま味たっぷりの皮を廃棄するのはもったいない!」と4年の歳月をかけて2003年に完成したのが乾燥明太子の「博多なかなか皮ドライ」だ。イメージとしてはビーフジャーキーの明太子味と思ってもらえばいいだろう。かむとなんとなく歯にまとわりつくような感覚は、まさに明太子の皮そのもの。干すことによってうま味が凝縮されており、この味と食感はご飯よりもビールにぴったりだ。

現在、商品バリエーションは皮を干した「博多なかなか皮ドライ」、続いて生まれたのが明太子そのものを干した「博多なかなかドライ」、そして「博多なかなかドライ」をスモークした「博多なかなかスモークドライ」、それにチーズを加えておつまみ感を増した「博多なかなか明太&チーズ」の4種類。辛子明太子と違って軽くて日持ちもするので、駅や空港の売店ではお土産としても人気になっているらしい。

▲「博多なかなか皮ドライ」(15g 565円、30g 1,080円)

▲ドライ、皮ドライ、スモークドライの3種類がセットになって、食べやすく細切りにカットされた「博多なかなか三昧」(各10g 1,296円)

「博多なかなかドライ」に合うビールといえば、やっぱりアサヒスーパードライ?

干されて紙のようになった「博多なかなか皮ドライ」。凝縮された濃厚なうま味にビールが進む!

こちらは明太子そのものを乾燥させた「博多なかなかドライ」。からすみのような感じで日本酒や焼酎にもぴったり。

「博多なかなか皮ドライ」も「博多なかなかドライ」も軽く炙ると風味が増して、ますます美味に。ぜひ新感覚の「乾燥明太子」を楽しんでみてほしい。

お店情報

中島商店

住所:福岡県福岡市東区香椎駅前2−12−17 岩崎ビル1階

電話番号:092-671-3925

営業時間:9:30~18:30

定休日:日曜日、祝日

ウェブサイト:http://nakashimamentai.com/

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:兵土 G. 剛

福岡のタウン情報誌の編集部に15年勤めた後、フリーライターに。食うの好き、飲むの好き、きれいな女の人好き。マメさなし、根性なしの偏屈じじぃ。 Twitter:G(じぃ)@taul_nakataney

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