ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

リゾートみたな刑務所? 驚きの再犯率は…

DATE:
  • ガジェット通信を≫


J-WAVE月曜ー木曜20時からの番組「JAM THE WORLD」(月曜ナビゲーター:津田大介)のワンコーナー、「BREAKTHROUGH!」。8月22日のオンエアでは、「ノルウェーの刑務所が快適すぎる理由」をテーマに、ノルウェー在住のジャーナリスト・鎧麻樹さんにお話を伺いました。

日本人がイメージする刑務所は、「寒い」「暗い」などのネガティブなものが多いと思いますが、ノルウェーの刑務所は「リゾートアイランドのように快適だ」と言われるそう。犯罪を犯して収監されているにも関わらず、なぜそこまで好待遇を用意しているのでしょうか?

鎧さんによると、ノルウェーの刑務所は日本とは全く違い「個室は当たり前で…ホテルのシングルルームや、私たちがイメージする学生寮の個室と設備はほとんど同じ」とのこと。その部屋にはベッド、机、クローゼット、テレビが備え付けられているそう。そしてリビングのような共有スペースもあり、そこでゲームもできるそうです! さらに日中は個室に鍵はかかっておらず、新聞、本も制限なく自由に読むことができるのだとか。

これらのことから鎧さんの刑務所のイメージは「笑顔であふれている」というイメージなのだそうです。

話を聞いていた津田も、以前ドキュメンタリー番組を見て驚いたのが「ノルウェーの刑務所では、定期的に一時帰宅ができる」ということ。そうなると、施設や設備の環境から「現実世界よりも快適ということにもなるのでは?」と素朴な疑問をぶつける津田ですが…

「結局は自由に外には出られないし、家族や好きな人と連絡も取れない。外から見れば快適すぎる環境でも、ノルウェーの刑務所内にいる本人たちにとっては辛い状況なので、『戻ってこよう』『再犯しよう』ということにはつながらないそうです」と答える鎧さん。

実際、ノルウェーではこれまで「どういう状態が最も再犯を防げるか」というさまざまな実験をしたそうですが、「厳しい環境は人間を落ち込ませるだけで希望は与えない」という結果に辿り着き、1980年代後半からは現在の刑務所のシステムが維持されているそうです。

鎧さんが各方面で調べた再犯率は、非常に幅のある「10%〜55%」という数字だったそうですが、一般的には「世界で最も再犯率が低い」と言われているとのこと。

そして最近、ノルウェーに長く住み、こうした刑務所に慣れている鎧さんでも驚いたことがあるそうです。首都オスロの中心地、都市の真ん中にある刑務所で「無法者の家」というラジオ局が作られているのだとか!

刑務所内だけで聴けるラジオ番組は世界中にありますが、これは一般市民も聴くことができるそう。ネットで無料配信されていること、今後は国営放送局で放送される可能性があることを聞き、津田も「なんならJ-WAVEより広い地域をカバーしている可能性もあるんですね(笑)」と驚いていました。しかも、ノルウェー国内では反対する議論よりも、「そういうチャンスをあげてもいいんじゃない?」と、受け入れられている風潮があるそうです。

ノルウェーで、この刑務所制度について変わることがあるのか聞いてみると、「大きく変わることはないんじゃないかなと思います。『問題が起きるかもしれないけど、それについてみんなで一緒に向き合っていこう!』という傾向のほうが多いはずです」と答える鎧さんでした。

8月22日(月)―26日(金)の「JAM THE WORLD」では、今知っておきたい世界の話題にフォーカスしています。放送は平日20時から! どうぞお楽しみに♪

【関連サイト】
「JAM THE WORLD」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

カテゴリー : エンタメ タグ :
J-WAVEニュースの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。