インドを渡り歩いた男が選んだ「ビリヤニがとびっきりウマイ店」を直撃! in 御徒町

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スパイスをふんだんに使って手間暇をかけて炊き込んだ、インド・パキスタン界隈に古くから伝わる炊き込みご飯・ビリヤニ。その味を求め、インドを旅したビリヤニオーソリティーが「ウマイ!」と思ったお店に突撃してみました。

雑踏の御徒町に吹く、スパイシーな南インドの風!

こんにちは、いぬかめんと申します。現在、とある土曜日の午後5時過ぎ。

ここは上野の隣、御徒町にあるパンダ広場でございます。

あ、自分の姿が見えますでしょうか?

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すみません、恥ずかしがり屋なのでテディベアの人形の姿で失礼しております。

ちなみにタイトルにある、インドを渡り歩いた男は自分ではありません。

渡り歩いた男は、自分が私淑しております、日本ビリヤニ協会会長のビリヤニ太郎さんであります。ビリヤニ太郎さんからコメントもいただきましたよ。

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今回はそんなビリヤニ太郎さんのおススメのお店である「アーンドラ・キッチン」へ!

ビリヤニは土曜日のディナーコースのみ、しかも10食限定のメニューなんですって。いやー、ドキドキしますね。

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これから店内に入りますので、「いぬかめん」に変身させていただきました。仕事モードのときは、いつもこのビジュアルでやらせていただいております。(テディベアをひっくり返しただけに見えるかもしれませんが、気のせいです!)

ビリヤニを食べに来たものの、立て看板にある三角の食べ物も気になりますが…….。

さて、「アーンドラ・キッチン」とはどのようなお店なんでしょう?

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なるほど、「アーンドラ」というのは地名なんですね! てっきりプロレスラーの名前かと思っていました。

店内に入ると……。

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うおっ! ディナータイム開始からそんなに時間が経っていないはずなのに、けっこう賑わっています。さっそく注文しちゃいましょう。

気になるメニュー、「ドーサ」を頼んでみた!

ビリヤニと一緒に、どうしても店外の立て看板にあった三角の物体が気になったので、そいつも注文してみました。

そして登場したのがこちら。

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「プレーンドーサ」(950円)という料理らしいです。うーん、迫力満点ですね。

この中は空洞になっているので、なんだか遊牧民のテントみたいです。

さて、どんな食べ物なのか詳しく見てみましょう。

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ドーサとはクレープのような料理です。一般的なドーサは、米とケツル小豆を使いますが、いろいろな生地のバリエーションがあるほか、なかには詰め物が入っているドーサもあるそうです。

横に添えてあるチャトニは、ディップソースです。今回頼んだプレーンドーサには、トマトとココナッツのチャトニがついてきました。そしてサンバルは、スープとして飲むだけではなく、チャトニと同じくドーサにつけて食べてもOK。見た目はボリューミーですけど、平たいクレープを円錐状に巻いてあるだけなので意外とペロリと食べることができます。

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それではためしにドーサをちぎって、ココナッツチャトニにつけて食べてみましょう。

ドーサ自体に塩気があり、歯ごたえもサクサクしていて食べやすいです。

チャトニはココナッツの繊維がシャキシャキとしていてさわやかな味。

トマトケチャップをベースにしたというトマトチャトニと、酸っぱくてからい野菜と豆のサンバルを交互に食べたり、一緒につけてみたり。いろいろな味が生まれて、こりゃあたまらんです。

真打、ハイデラバディ・ダム・ビリヤニのお味はどうだ!?

さてプレーンドーサを前哨戦として、いよいよやってまいりました、ビリヤニ!

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こ……これまた山盛りでございますな!

ちょっとコイツも何が入っているのか、詳しく見てみましょう。

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注文したビリヤニは、「ハイデラバディ・ダム・ビリヤニ」(1,490円)。インドの中南部にあるハイデラバディ地方で作られているビリヤニです。マトン肉をたっぷりのスパイスとグレービーソースでマリネして、食感が軽い長粒米のバスマティライスと一緒に炊き上げています。これを野菜ヨーグルトサラダであるライタをかけたりしてがっつきます。

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なるほど、なんだかおいしそう。さて、いただきましょう。

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カルダモンやシナモンをはじめとする数々の香りが、鼻から脳に入ります。マトンと一緒に漬け込んだグレービーソースのうま味が、ふわっふわのバスマティライスに絡みつき、これはおいしい!

店長さん曰く、南インドのビリヤニはあまり油っこい感じではなく、さっぱりしているとのことです。この地方独特の好みなんですって。

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ビリヤニに添えてあるカレー、ミルチカサランもいただきます。

アーモンドやナッツをふんだんに使ったカレーで、さっぱりしたビリヤニに合わせれば辛さにコクがプラスされます。

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お次は塩気のあるヨーグルトサラダである、ライタをかけてみます。

ライタの酸味とミルキーなコクがあっさりしている!

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最後はミルチカサランとライタを合わせていただきます。

香りと味が脳を突き抜けていき、かむたびに口の中で変わる風味と香りでワケがわからなくなります。

また、バスマティライスの中にまんべんなく埋まったマトン肉も柔らかく、手で持って骨から外すようにして食べると、その肉のうま味に酔いしれてしまいます。

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というわけで……。

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いや~、大満足のウマさです。

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最後にちょいと厨房をのぞいたら、シェフがニッコリと挨拶をしてくれました。

シェフたちのゴッドハンドで、このすばらしい味わいの料理が作られているわけですね。

感服いたしました。さすがビリヤニ伝道師おススメのお店です。

また来るぜ、「アーンドラ・キッチン」!

また食うぜ、ビリヤニ!

お店情報

アーンドラ・キッチン

住所:東京都台東区上野3-20-2 水野ビルB1F

電話番号:03-5818-6564

営業時間:平日 11:15~15:00(LO 14:30)、17:00~23:00(LO 22:30)

土曜日・日曜日・祝日 11:30~15:00(LO 14:30)、17:00~22:00(LO 21:00)

定休日:無休

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

撮影:わたり みお

Special Thanks:日本ビリヤニ協会

書いた人:いぬかめん

いぬかめん

1970年生まれ。本業はおもちゃを始めとする立体物デザイナー兼ライター。ミクロマンなどの可動フィギュアと必殺シリーズを生涯の伴侶としながらも、まあそれはそれとして、その時々でマイブームになった美味しい東洋の食べ物を求道し続ける。今は山陰本線のワンテーマ系駅弁とビリヤニを求道中。 Twitter:@dog_mask ブログ:DOG-TAG

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