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破れた衣類を元どおり修復する「ナゾの液体」が開発された

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ひざやおしりが破れたデニム・ジーンスに「あて布」をして補強していた日々が、もう終わりになるかもしれない。破れた箇所にたらすだけで、繊維が自己修復され元どおりに。そんな画期的な液体がアメリカで新たに開発されました。この液体が発見されたきっかけがまた、オドロキ!

液体を数滴たらして
待つこと1分、ほら元どおり!



繊維に液体をたらすだけで、破れた布が自己修復していく。ペンシルバニア州立大学によるこの研究は、酵母や細菌による生分解性を応用した液体を開発し、その特性を調べたもの。ウールとコットン(綿布)を用いた実験がこちらの写真です。

スライドグラスの上に液体を数滴たらし、そこに小さくカットしたウール素材をつなぎ合わせて並べます。フタをしてしばらく待つと、バラバラだった素材が1つのピースにちゃんとくっつき、おおっ!曲げても剥がれてきません。まさに接着剤のような魔法の液体。

魔法の液体の正体は……
イカのタンパク質!

同大学のリリースによれば、液体開発のきっかけになったのは、なんとイカの口のタンパク質だとか。研究者らはイカのタンパク質に自己修復する特性があることに着目、バイオテクノロジー技術を用いてイカのタンパク質を再現。こうして、繊維が自己修復していく高分子電解質コーティング剤開発に至ったそうです。

もともと、繊維業界においてタンパク質や酵素は、コーティング前の繊維同士を合成繊維のように固定させる目的で使用されることもありましたが、非常に高価なうえ、自己修復能力がない。我々が目指したのは、テクノロジーの力を用いて、既存の繊維にも修復力のある液体の開発でした。

こう語るのは、研究を率いたMelick C.Demirel博士。なんでもこの研究には、米軍も資金援助をしており、将来的には兵士たちが着用する軍服や、農夫たちの作業着のほころびを自己修復できる機能につなげたい狙い。

その第一歩となった、今回の実験。次は、洗剤やお湯、洗濯機で洗った際の強度と、自己修復能力を測っていく予定だそう。

Licensed material used with permission by Demirel Lab / Penn State University

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