体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【ITプチ長者への道】写真のネット販売で副収入50万円! アマチュア写真家が身につけた「売れる写真の撮り方」とは?

(写真提供:まちゃー / PIXTA)

スマホアプリやLINEスタンプ、イラスト、写真・・・・・・etc。今の時代、個人が制作したものを、ネットを利用して販売するチャネルが増えている。でも、そのなかから頭角を現すのは、ほんのひと握りだけ。彼らはなにが違ったのか? 「ITプチ長者への道」第5回は、画像素材サイト「PIXTA」で自分が撮影した写真を販売し、月50万円以上の副収入を得ているという「まちゃー」氏に、”売れる写真”を撮るための秘訣を聞いた。

小遣い稼ぎが目的で始めたPIXTA。しかし実際に収入を得たのは登録から2年後・・・・・・

国内最大級の画像・動画素材サイト「PIXTA」。登録された画像はサイズによって、500~5000円程度で販売される。おもな顧客は広告制作会社や雑誌・ウェブメディアなど。インターネット上で画像・映像素材の売り手と買い手をつなぐマーケットプレイスとして機能している

Webサイトの記事や広告等で使用される、人物や風景の写真やイラストといったイメージビジュアルを、安価に提供することで人気の画像素材サイト。そのなかで国内のパイオニア的存在となっているのが、2006年にサービスを開始した「PIXTA(ピクスタ)」だ。2016年8月現在でPIXTAが提供するイメージビジュアルは実に1800万点以上。その大半が、「クリエイター」と呼ばれる登録ユーザーが作成したものである。

今回話を聞いた、まちゃー氏もそのひとり。会社員でありながら20万人を超えるクリエイターのなかでも15位以内の成績をキープし続け、月50万円以上の売り上げ実績を誇るトップ・クリエイターだ。

「誕生日にコンパクトデジタルカメラをプレゼントしてくれた恋人(現在の奥様)に、旅行先で撮った写真を褒められたのが、写真を趣味とするようになったきっかけ。2010年頃に雑誌の記事かなにかで、PIXTAというサービスがあることを知り、本業の合間に小遣い稼ぎができるかも? と、クリエイター登録をしたんです」

とはいえ、まちゃー氏の淡い野望は、登録直後から見事に打ち砕かれることになる。

「まず、既にPIXTAで販売されている写真のクオリティーの高さと自分のレベルの低さに愕然としました。加えて、今まで撮りためていた写真を審査に送ってみたら、すべてリジェクト(ボツに)されてしまったんです。ピントが合っていないとか、画像が鮮明ではないとか、一応簡単にリジェクトされた理由が戻ってはくるんですが、かなりショックでした。『自分の写真は、売れる云々以前に、登録すらされないレベルだったんだ』と」

2010年頃に初めて一眼レフを買ったまちゃー氏。現在メインで使っているのはソニーの「α7R MarkⅡ」。4台めのカメラだ

PIXTAの存在を知ってから、初めてデジタル一眼レフカメラを購入したというまちゃー氏。それまでは、コンデジでしか写真を撮ったことがないくらいの”ど素人”だったのだ。せめてPIXTAに登録される写真を撮りたいと、最低限のクオリティを確保すべく挑戦を始めた。

「ピントや画像の鮮明さといった基本的なクオリティは、撮影とアップロードを重ねていくうちにクリアできたんですが、構図や被写体の選び方といったポイントは、リジェクト通知には含まれていないんですよ。どういう写真が”正解”なのかは、ある意味、登録されるまでわからない。なので、そこからはとにかく登録されるまで審査に出し続けることにしたんです。当時は、1週間に5枚まで審査に出すことができたので、撮りだめた写真から毎週5枚をチョイスして出す、という作業を繰り返しました」

作業は仕事から帰宅し、家族が寝静まったあと、ひとりになれる時間を使いコツコツと行った。初めて審査を通過したのは、登録から1カ月後。1枚の写真が売れるまでには、そこから10カ月を待つことになる。

1 2 3次のページ
TIME & SPACEの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。