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認知症介護を充実させるためのヒントはスピーチロックの現場にある!

アイキャッチ

みなさんはじめまして。社会福祉士・介護福祉士の杉山と申します。

「◯◯さん、ちょっと待って!」
「いいから、いいから。ここに座っていてくださいね」

認知症の方へこんな言葉を発したこと、発しているのを目にしたことはないでしょうか?実はこれスピーチロックって言うんですよ。今回は、認知症の方がいる多くの家庭や施設で、知らず知らずのうちに当たり前になってしまっているであろう「スピーチロック」について、お話しします。

「スピーチロック」とは?

はじめに、スピーチロックについてご説明します。スピーチロックとは、言葉で相手の心身の動きを封じ込めてしまうこと(※)を言います。

「過去の記事:介護の身体拘束は、どこからが当てはまるのか?」より引用

以下、介護現場でみられる光景です。

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◯◯さん、ちょっと待って!

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それ、スピーチロックですよ?

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いや、そんなつもりで言ってはないんですって!

反論したくなる気持ちは、介護現場で働いている私自身、よーく分かります。しかし、このスピーチロックには明確な基準がなく、時間に追われる介護現場では軽視されがちです。それどころか、スピーチロックを問題視すらしていない介護現場が多くあるのが実情です。

認知症ケアの事例から考えてみる

ここで、皆さんに見ていただきたい事例がございます。

Aさんの朝

Aさんには認知症の症状があります。半年前に特別養護老人ホームに入所しましたが、なかなか施設の生活に馴染めませんでした。

職員1-1

おはよう、Aさん。

おばあさん-crop

おはようございます。
(とっさに挨拶しちゃったけど、ここはどこ?なんでここにいるの?なんでこの人は私の名前知っているの?)

職員1-1
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