ここを押して無痛なら重症! 自律神経の乱れ具合が一発で分かる足ツボとは

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ここを押して無痛なら重症! 自律神経の乱れ具合が一発で分かる足ツボとは

東洋医学において、古来より重要な役割を担ってきた「ツボ」。

今や街中には、手軽にツボ押しをしてもらえるお店もすっかり増えたが、ツボを刺激することと健康との間にどれほど密接な関係があるのか懐疑的な人も少なからずいるだろう。

『血流を改善するとたった1分で耳がよくなる!』(三笠書房刊)の著者であり、中医学にヒントを得て難聴の施術をおこなっている今野清志さんに、手足のツボと「耳の健康」との関係についてお話をうかがった。

■自律神経の乱れが難聴につながる理由

――『血流を改善するとたった1分で耳がよくなる!』についてのお話をうかがえればと思います。本書を拝読し、今野さんがこれまでに出版してきた本の内容の「総まとめ」という印象を受けました。

今野:たしかに、これまで出してきた「耳」や「難聴」に関するいくつかの本の内容を「いいとこどり」した感じになっていると思います。ただもちろん、本書を発刊するにあたり、新たに付け加えた内容もありますよ。

――それは、たとえばどのようなものですか。

今野: これまでの本でも、呼吸筋を鍛えて深い呼吸ができるようにし、耳の下にある「耳下線」を刺激することを目的とした「チョッピング呼吸法」なるものを紹介してきました。

「チョッピング」とは、「細かく刻む」という意味。つまりチョッピング呼吸法とは、息を思いきり吸い込んで、息を止めたまま小だしに口から吐き出すことで、呼吸筋に負荷をかけて鍛え、楽に深い呼吸をできるようにするためのエクササイズです。

ですが、従来の方法だと、ペットボトルを使う必要がありました。かねてより、読者様や来院者の方から「もっと簡単なやり方があるとうれしい」との声を頂戴していまして。そこで本書には、ペットボトルなしで実践できるチョッピング呼吸法を掲載しました。

他にも耳をよくするツボの代表的なものを三つ紹介し、その押し方について解説してもいます。

――「耳をよくするツボ」ですか。たしかに私のような素人でも「手のひらには沢山のツボがある」ということぐらいは、なんとなく知っています。

今野:本書では、合谷(ごうこく)、外関(がいかん)、中渚(ちゅうしょ)といったツボを紹介しています。

合谷は、体のなかのエネルギーが湧きでるツボといわれており、ここを押すことで、痛みや凝り、ストレスなど、幅広い症状に対して効果を発揮します。とくに自律神経が原因の耳の症状などに働きかけたいときには効果てきめんなんです。

――やはり、ツボは全身のあらゆる箇所に関係しているのですね。読者が自分自身でおこなう「エクササイズ」だけでなく、普段の施術においても「ツボ押し」を重視しているのですか。

今野:そうですね、たとえば若い女性が難聴を訴えて来たらまず、ふくらはぎの中心線上のアキレス腱が筋肉に変わる部分にある「承山」というツボを押すようにしています。

というのも、ここを押せば一発で「健康かどうか」が分かるからです。この年頃の健康な女性であれば、ここを押されると「痛い!!!」となるものなんですよ。

――逆に不健康な場合、このツボを押されると、どのように反応するんですか。

今野:痛点という、ツボのなかにある痛みを感じるための感覚が麻痺しているため「何も感じません」という反応が返ってきます。本当にひどい場合、叩いても何も感じないケースすらあります。

――痛点が麻痺してしまう原因は何なのですか。

今野:自律神経が完全に乱れてしまっていることが原因です。

自律神経は何年もかけて、ジワジワと悪くなっていくもの。また自律神経が乱れれば、脳が身体に対していくら「痛い」という信号を送っても、身体側が感知してくれなくなる。結果、本来感じるはずの痛みが身体のなかにどんどん「隠れる」ようになっていくんです。

――それはこわいですね。

今野:今の話がどう「耳」にかかわるのかと思う方もいるかもしれません。ですが、自律神経と耳とは密接な関係にあるんですよ。

内耳にある、聴覚をつかさどる器官「蝸牛」はリンパ液でみたされています。そして、自律神経の乱れなどにより、リンパ液の出し入れのバランスが崩れると、聞こえが悪くなることがあるんです。

(後編へ続く)

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