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桂花團治に聞く! 上方落語と江戸落語の違いは?

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J-WAVE月曜−木曜朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。8月18日のオンエアでは、三代目・桂花團治さんが登場しました!

今、女性の間でブームになっている「落語」。桂さんは、上方落語界の実力派として知られています。ちなみに「上方」は、「お上」がいる場所ということから京都のことを指していましたが、今では京阪神を含めて「上方」と呼ぶそうです。今回は桂さんに「上方落語」と「江戸落語」の違いを教えていただきました。

■「真打制度」があるかないか

さて、まず大きな違いですが、現在、上方落語には「真打制度」がないこと。これについて桂さんがお師匠さんに聞いてみたところ、こんな答えが返ってきたそう。

「うちの師匠は『いらんやろ。真打かどうか…その芸がええか悪いかは、その時々のお客さんが決めることやから、あえて決めんでもええやろ』って言ってはりましたね」(桂さん、以下同)

桂さんは「あまりクレジットにこだわらない、大阪の気質もあったのでは…」とも分析していました。

■「見台(けんだい)」があるかないか

上方落語には、座布団の前の小机のような「見台」がありますが、江戸落語にはありません。

「あれは、もともと大阪の落語が大道芸やったときの名残やと言われているんです」

落語が大道芸だった頃、神社の境内に葦簀(よしず)張り小屋を張って、小机のようなものを張扇と小拍子でパチパチと叩いてお客さんを呼び込んでいたそうです。

■「与太郎」と「喜六」

桂さんによれば、東京の江戸落語には大阪の上方落語から移植された演目が多くあるそうです。また、江戸落語には「与太郎」、上方落語には「喜六」という人物が度々登場しますが、2人の人物にはこんな特徴の違いがあるとか。

・「与太郎」…何も考えていないでポーッとしている
・「喜六」…欲望の塊、ずる賢い

「よく、『東京のバカの与太郎、大阪のアホの喜六』と言われるんですけど、これも東京と大阪の落語の違いを表していると思いますね」

そして、桂さんが考える落語の魅力も聞いてみました。

「気持ちが楽になるんです。『人間って、こんなもんだよ』みたいな。人間って不完全なものじゃないですか。落語には聖人君子なんて出てこないんです。どこか欠けた不完全な人間が出てくるんですが、そういう人間に対して落語は『何をしてんねん。しゃぁないやっちゃな』という優しい眼差しなんですよ。僕自身も落語に救われましたね」

聞けば聞くほど、落語を知りたくなってきますね!

次の「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」の放送は8月22日(月)〜25日(木)まで。「MORNING INSIGHT」は、朝8時35分頃からのオンエアです。どんなゲストを迎えて話が展開するのでしょうか。どうぞお楽しみに!

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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