ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

医療行為が必要な次男を預かってくれる場所はなく…職場復帰を果たせず、退職することに

DATE:
  • ガジェット通信を≫

長男を出産後、一年の育児休暇を経て職場復帰しました。

当然次男を出産した後も長男の時と同様に、職場復帰するつもりでいたのですが…。

思いがけず妊娠8か月の時に早産となり、次男はしばらくNICUで過ごすことになりました。

はじめのうちは体重が増えれば退院できるもの、と思っていたのですが、呼吸状態はいつまで経っても改善せず、退院のめどは全く立たず…。

生後5か月になったころになって、呼吸困難の理由が「気管軟化症」という病気であることが判明。

治療として気管切開を行ったことで、ようやく自宅退院が現実のものとして見えてきました。 このライターさんの過去記事:これで家族みんなで暮らせる、と言い聞かせ…5ヶ月の次男に「気管切開」という決断

この時点で、私はまだ職場復帰を視野に入れていました。

ただ、何か月も次男と離れて暮らしていたこともあり、育児休暇終了後すぐの復帰ではなく、できれば半年くらいの休職期間を置いて復帰をしたいと考えていました。

私にとって、失われていた次男を取り戻すための「親子時間」はどうしても必要なものだったからです。

そのため、気管切開後すぐに職場の上司に休職について相談。

幸い理解ある上司だったため、現場の方はなんとかするから、と快く了承してくれ、人事部と話し合いを進めてくれることになりました。

次に考えなくてはならなかったことは、次男を預かってくれる場所があるかどうか。

次男は気管切開をしているので、痰がたまってきたら吸引機で痰を引かなくてはなりません。

でも、痰を引くという行為は医療行為とされています。

通常、両親以外では看護師などの資格を持った人しか行うことができません。

普通の保育園では、そのためだけに看護師を常駐させることができないため、入園させるのは難しいと言われてしまいました。

そこで、市から紹介された施設にも連絡してみたのですが、やはり同様の理由から預かれないとの返事。

気管切開をしているとはいえ、それ以外の面は概ね問題のない次男。

同じ年頃のお友達とたくさん遊べたら、次男の世界ももっと広がるかも…という期待もあったのですが、思った以上にハードルが高いことを思い知らされました。

これからどうしたものか…と、悩んでいた最中、職場の人事部から電話がかかってきました。

休職についての話です。

いわく、介護を理由にした休職は前例があるが、育児を理由にした休職は前例がない。

育児休暇後、子どもの病気などで職場復帰の見通しが立たない場合は、職場に籍を置くことはできない、とのこと。

要するに、退職を勧められてしまった訳です。

ここまで来ると、復職はもう諦めざるをえません。

私自身も、今最優先すべきことは何か?と考えた時に、今は仕事ではなく次男のそばにいることだと確信を持つようになりました。

10年間勤めた職場でしたが、結局育児休暇中に退職することとなりました。

でも、退職が決まってからは意外とさっぱりしたもので、心おきなく次男の退院準備に集中することができました。

実際に次男との生活がはじまってからは、「やっぱり今は次男と離れられない!」とつくづく実感しました。

一つは、8か月も離れて生活していた次男とやっと一緒に暮らせるようになり、これからは少しでも多くそばにいたいと思ったこと。

もう一つは、退院直後は頻繁に体調を崩し、時には入院することさえあったので、仕事と次男のお世話の両立は難しいと感じたことが理由です。

次男がもう少し大きくなって気管切開を閉じた時には、また働くことを考えるかもしれませんが、それもまだ数年先のこと。

今は一番近くで次男の成長を見守っていける喜びをじっくりと味わいたいと思っています。 このライターさんの過去記事:気管軟化症の息子が突然の呼吸停止。一刻を争う中、呼吸を取り戻すために孤軍奮闘!

著者:minimix

年齢:40歳

子どもの年齢:3歳と1歳の男の子

次男の病気を機に仕事を辞め、ライターとしての活動をはじめました。趣味はベリーダンス。歌や踊りが大好きな子供たちと、にぎやかな毎日を過ごしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

関連記事リンク(外部サイト)

20歳になった瞬間に妊娠。アルバイトからやってたお店の店長を任されて仕事真っ盛りだったのに…
仕事と両立しながらの1人目妊娠、育児の大変さ。2人目妊娠時、迷わず選んだ新たな道
仕事一筋で10年以上!…でも転機に赤ちゃんがやってきた。わたし、これからどうする?

赤すぐnet みんなの体験記の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP