恋愛したいのに出会いを遠ざけている、恐るべき勘違い3つ

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出典:Paylessimages

人間、一度「できない」と思いこむと、とことん追いつめられてまったく前進できなくなることは多々ある。恋愛もまさにそうで、「こうあるべき」と頭でっかちに考えすぎるせいで恐怖心が芽生え、つい遠ざかってしまっている方は意外に多い。

「恋をしたい」という気持ちを叶えたいなら、今すぐにでも捨てるべき勘違いを3つ指摘しよう。

 

恋は自然発生するもの、という勘違い

「恋とは、落ちるもの・事故のようなもの」と、小説や漫画の中ではよく書かれている。中高生の多感な時期なら、そんな恋をしてみてもよいだろう。学校に通っているうちは、出会いの数もたくさんある。その山ほどの相手の中からいくつか恋愛経験を経て、現実というものを知ればいい。

しかし言葉だけ刷り込まれ、まったく経験がないまま大人になってしまえば、ただ悲惨だ。大人になるにつれて出会いのチャンスはどんどん減っていく。また感受性も鈍っていくので、「出会った瞬間、雷に打たれた」みたいなこともなくなる。婚活を始めたら尚更、自然発生なんかに頼っていては、ただただ時間とお金のムダで終わる。

大人になって「恋をしたい」と思うなら、無理にでも恋愛に意識を傾けよう。「見た目はタイプじゃないけど、性格は合う」「性格は合わない。けどルックスはいい」など、どちらでもよい。50%でも、わずか20、10%でも、何か惹(ひ)かれるものがあったら付き合ってみるべきだ。100%である必要はない。そもそもそんな完璧な相手なんて、実在しないのだから。

 

恋することで、生活に変化が出ない程度にバランスを取りたいという勘違い

今から恋をしようとしているのに「でも変に今の生活が脅かされないよう、バランスを取ることが大事ですよね」などと言う人がいる。本人は利口なつもりかもしれないが、まったくの勘違いだ。

友達を作るにしても、生活には何かしら変化が出るのが当然だ。ふだんスポーツなんて観ないのにサッカー観戦に誘われたり、Jポップしか聞かないのにクッラシックのコンサートに招待されたり、普段行かないような場所にも行く機会が出てくる。良い刺激を受けるばかりじゃない。飲み会に誘われ、普段はそんなに飲まないはずなのに、気づいたら終電も無くなって朝まで帰れない、なんてこともる。

もちろん嫌なら断ればいいが、友達でさえ、断ってばかりだと深い関係を築くことはできない。恋人ならなおさら。お互いの生活に干渉せず、それで「付き合っている」とは言えない。「バランスを取ろう」としている時点で関係は破綻している。

そもそも「バランス」という言葉の裏に、自分本位の考えが含まれてはいないだろうか。相手が自分に100%合わせてくれればいい、それなら自分の生活はまったく変わらないまま恋愛を続けることができる、と。なんて恐ろしい考えだろう。

恋愛は互いに刺激しあってこそだ。どうしてもバランス、バランスと言うなら、恋愛ゲームなどヴァーチャルな体験がオススメ。誰にも迷惑はかからないし、生活を変える必要もなく、バランスを保っていける。一生それだけで満足なら、の話だが。

 

お互いが成長していけるような理想的な恋愛がしたい、という勘違い

恋愛をすれば、支え合ったり、ケンカもしたり。そうする中で成長していくことが大事だとよく言われる。確かにそれができれば理想だが、実際はどうか。恋愛の最中にいろいろと経験を積み重ねているように思えても、別れてしまえば、またゼロに戻っていないだろうか。

むしろそうなるのが当然なのだ。また新しい出会いに進めば、これまで付き合ってきた相手とはまったく勝手が異なる。またイチから学び直していくしかない。

つまり恋愛は、重ねることでお互いの関係性を成長させることはできても、個々人の成長を促すことはない。どうやったら相手を振り向かせることができるかなど、また初歩の初歩から始める必要がある。

「一度恋愛をすれば、精神面は確実に鍛えられる」と言う人もいる。だがそんなものは人によるし、むしろ失恋というトラウマが残り、弱くなってしまう人の方が多い気がする。

結局、気負いすぎては何も始まらない。恋愛に理想なんてない。幻想ばかり見るより、もっと相手の行動や考えなど、現実に目を向けて恋を続けよう。

 

今の時代、20代終盤でも恋愛経験ゼロという人は珍しくない。それゆえ「経験が無くて恥ずかしい」という感情すら薄れてしまっているように思える。もはや恋愛は面倒なだけのものだろうか。ならば早々に諦めればいいが、「でも一度は経験しておいた方がいいのかも」なんて希望も捨てきれずにいる人もいる。

少しでも希望があるなら、ぜひ叶えてみよう。希望に強く意識を傾ければ、未経験からくる恐怖心なんてすぐに打ち消せるハズだ。

 

》平原学 のその他の記事はこちら

ライター:平原学[ひらばるまなぶ]
ショートショート『汽笛』で2000年おはなしエンジェル子ども創作コンクール優秀賞。2001年、長編小説『レインボーロードスーパーバトル』で第4回日本自費出版文化賞入選。2013年第3回ツイッター小説大賞佳作。2013年、長編小説『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)出版。2014年より恋愛コラムニスト・イベントレポートライターとしても活動中。
ブログ:一日一話の創作部屋『スミズミまできく!バルさん。』
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