体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【検証】本当? 夢をコントロールできるアプリ「Dream:on」を使って夢を見てみた

人はなぜ、夢を見るのだろうか。

その理由は、「寝ているときも脳では視覚情報の処理が行われるため」とされている。特にレム睡眠(浅い睡眠とも呼ばれる)時は眼球もキョロキョロと動き、脳の活動が活発になる。そのため、目覚めたあとも鮮明に記憶に残るような夢を見るのだ。

夢は自分の体験したことや蓄積された記憶が混ざり合って、ランダムに脳内で映像化されるものであって、自分で夢をコントロールすることは難しい、とされている。

しかし、不可能を可能にするアプリがあるらしい。
その名は「Dream:on」。夢をコントロールできるアプリだというのだが、本当にそんなことができるのだろうか?

「Dream:on」、どんなアプリ?

「Dream:on」は、イギリスの心理学者、ハートフォードシャイア大学のリチャード・ワイズマン教授らが開発したアプリだ。英語版のみだが、使い方はスクリーンショットで説明されているため、わかりやすい。

寝ているあいだに見た夢は、目覚めに影響する。気持ちよく目覚めるために、良い夢を見るための手伝いをしてくれるのがこのアプリだ。

仕組みは、アプリが睡眠パターンをモニタリングし、夢を見始める最適なタイミングで特定の音のセットである「Soundscape」が流れ、イメージした希望の夢へと導くというもの。

希望の夢を見るために重要な「Soundscape」は、アプリ内にいくつかのパターンが用意されている。たとえば「Peaceful Garden」というタイトルのSoundscapeには、『静かな庭を散歩し、美しい花の香りをかぎます。鳥のさえずりと木々が風によって鳴らす口笛に耳を傾けます(アプリ内では英語表記)』という説明がある。これを選択すれば、説明書きにあるような夢が見られる……のかもしれない。

ワイズマン教授らが行った研究結果によると、夢は睡眠中に耳に入ってくる音や音楽に影響を受けるという。自然やその風景を感じさせるSoundscapeを選択した場合は、緑と花が出てくるような、おだやかな夢を見る傾向にあるらしい。良い夢を見れば、良い睡眠を取ることができ、結果、良い目覚めになるというわけだ。

つまり「Dream:on」は、夢の内容をコントロールする、というより、夢の質をコントロールする、ということらしい。なるほど、筆者の経験測的にも納得感はある。問題は、本当にそう上手くいくの? ……だ。

いざ、アプリを実行! 夢はコントロールできたのか

では、iPhoneにインストールし、実際に使ってみよう。メニュー画面で「START DREAMING」をタップすると「Sleep Settings」の画面になる。上から順番に、起きる時間、アラーム音量、アラーム音、そしてSoundscapeを選択。Soundscapeは、デフォルトでは4種類だが、ほかにもアプリ内でダウンロードすることができる。

<結果1日目>

Soundscapeは自然を感じさせる「Peaceful Garden」を選んでみた。夢の詳細は曖昧だったが、なんと夢に鹿が出てきた。緑や花ではなかったが(……と思う)、穏やかな自然のイメージではある。筆者は、もしかしたら暗示にかかりやすいタイプかもしれないと、思わず笑ってしまった。ただ、この日の睡眠時間は約4時間と少なかったわりにはすんなり起きられたことにびっくり。

1 2次のページ
TIME & SPACEの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。