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震える声で「おめでとう」を言ったあの日。私の流産直後、同僚の第2子妊娠報告を聞いて

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去年の秋のことです。

37歳になっていた私は、すでに10ヶ月ほど子供を望んでいましたが妊娠せず、やはり高齢もあるので、不妊なのかなと心に暗雲が立ち込めておりました。

そんなとき、いつもの生理前の症状で下腹部に鈍痛があり、そろそろ来るなと思っていたのにいっこうに生理がこない日が続き、そのうえ脇腹や腰まで痛くなり、これはどこか内臓が悪いのかもしれないと不安になるようになりました。

とりあえず「婦人科」へ行くか「内科」へ行くか決めるために、期待もなしに妊娠検査薬を試してみたところ、なんと初めて見る陽性のラインが!

喜び勇む間もなく、下腹部痛と腰痛に襲われる日々。

不安と闘いながらも、初めての妊娠だったので『この程度の下腹部痛は普通にあるものなのだろう』と自分で納得しながら6週まで過ごしていました。

そして、いざ6週になりクリニックへ検診に行ったところ「胎嚢、小さいね…4週はじめの大きさしかないから、もしかしたら育ってないかも」と。

その日は思ってもいなかった診察結果にショックで、帰宅してから泣きました。

それでも一縷の望みをもって過ごしていたのですが、初診から3日後に出血してしまい、結果は残念なものになってしまいました。

年齢も年齢なので仕方がないと諦めつつ、流産の下腹部痛とショックとで会社を2日連続で半休させていただき、そのときに仲の良い同僚にもこの事実を話しました。

ガッカリした気持ちをなんとか前向きにと努力をしていた矢先、こんどはその同僚が第二子を妊娠!

報告を受けたのは、私の流産の翌月でした。

彼女も、私の流産の話を聞いた直後に自分の妊娠が発覚したのだから、報告にはずいぶん気を使ったに違いありませんが、やはり私にとっては後ろから殴られたような感覚になりました。

すぐに「おめでとう」の言葉が出ず、震える声で絞り出すような祝辞になっていたと思います。

「どうして私のお腹から彼女のお腹へ行ってしまったの?」

「なんで私は1人も授かれずに、彼女は2人目を授かれるの?」

「私は何か悪いことをした?」

友達が何か意地悪をしたわけでも、私が何かヘマをしたわけでもありませんが、理不尽な思いでいっぱいになり、気持ちのやり場がなく、毎日泣きそうになっていました。

誰かを恨もうにも、悪者はいない。

でも、妬み嫉みの心が私を支配し、どす黒い気持ちを抱え、そんな自分に自己嫌悪を抱く日の連続でした。 関連記事:醜い感情との戦い。難航する不妊治療…お腹の大きい友人や妹に会うのが辛すぎて

いつもランチタイムでは「後学のため」と自分に言い聞かせ、妊婦トークを表面上は楽しんでいるかのように繕いましたが、本当に徐々に大きくなる友達のお腹が恨めしく、とても辛かったです。

私は総合職で働いているために、仕事をしながらの不妊治療も難しく、仕事を辞めないと不妊治療はできないと思い、なかなかクリニックへ足を運ぶことができなかったのですが、サプリメントを飲んだり、排卵検査薬を使ったり、情報を集めては、小さなことではありましたが、地味な妊活はしていました。

生理がくるたびにひどく落ち込み、努力をしても授からない自分に絶望する一方で、「そのうちできればいい」とサプリメントすら飲んでいないのに、すぐに授かった友達の顔を見ては腹が立つような、そんな毎月を繰り返しておりました。

そして先月、ついに友達も産休に入り、会社に来なくなりました。

そうしたら、なんだかとても重い重石を取り払ったような、何とも言えないスッキリ感がありました。

自分ではこの半年、だいぶ立ち直って、開き直って、気にならなくなっていたと思っていたので、この解放感に自分自身で驚くほどでした。

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