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どうして体重が増えないの?生後1ヶ月を過ぎても退院できず、NICUで奮闘する小さなわが子

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私は3年前の冬に、可愛い赤ちゃんを産みました。

私の体調が悪化したため、妊娠35週目で帝王切開での出産。

そのため、産まれた赤ちゃんは1700グラムの小さな女の子。

身体は小さいけれど、彼女の力強い産声を聞いて、新しい家族が増えた喜びとこれからの育児への期待で私は胸がいっぱいに。

私自身は一週間程で退院できましたが、産まれた赤ちゃんは小さいうちは体温の調節が自分で上手に出来ないため、体重が2000グラムに増えるまでは、引き続き病院で過ごすということに…。

退院してから、私は病院のNICUに毎日、赤ちゃんの世話をしに行きました。

そんなとき、娘の退院と娘との家での生活を心待ちにしていた私をがっかりさせる出来事が起こりました。

赤ちゃんの体重がどんどん減っていってしまうのです。

先生は「赤ちゃんの体には、便、尿、汗などのたくさんの老廃物がたまっていて、それが体外に出る量がミルクを飲む量を上回ると体重が減少すること。2週間ぐらいで元の体重に戻るから大丈夫」だということを説明してくれました。

しかし、退院する時には、「たった300グラムぐらいの体重はすぐに増える、家での赤ちゃんとの生活がすぐに始まるんだ」と楽しみにしていた私はがっかりしました。

娘は、私の期待に反して、なかなか退院することができなかったのです。

小さく産まれましたが、呼吸器も使わず、自力で呼吸をして、ミルクも最初から自分で飲むことができているのだから、「もう大丈夫、きっと何事もなくすくすく育つだろう」と思い安心していた矢先、大事件が起こりました。

一生懸命ミルクを飲んでいた娘が、呼吸困難に陥って死にかけたのです。

ミルクを飲むのに一生懸命で、上手く呼吸ができなくなってしまったのです。

娘はその日から鼻からチューブを通されそこからミルクをもらうように。

私が小さく産んでしまったせいで、大変な思いばかりさせてごめんなさい……。

鼻からチューブを通された娘の姿を見るたびに、涙がこぼれてきました。

娘は、その後しばらくはミルクをもらうためのチューブをつけたままの生活が続きました。 関連記事:予定日より3ヶ月も早く生まれてきた双子。NICUで徐々に体重が増えていく様子を見守ったあの頃

そうこうするうちに生後1ヶ月誕生日が。

私は、「一ヶ月記念日を病院で向かえるなんてかわいそう…」とまた泣けてきました。

しかも、わが子の体重は生後1ヶ月の乳児の平均体重4キロの半分、2000グラムもないどころか退院のめども立っていません。

そして、冬に産まれた娘は、その年の冬を病院で過ごし、外の世界を一度も見ることもなく…季節は春になっていました。

その頃には、ミルクのチューブも外れていましたが、ミルクもあまりたくさんは飲んでくれず、体重は相変わらず少しずつしか増えない…。

「春も過ぎてしまうのだろうか…」と絶望する日々をおくりました。

しかし、奇跡が起こったのです。

それは、4月の半ばごろ。

体が大きくなりはじめた娘は、突然一度にたくさんのミルクを飲むことができるように!そこからは一日に100グラムずつも体重が増え、すぐに退院。

退院後、娘は順調にすくすくと成長し、今では赤ちゃんの時にそんなことがあったなんて想像も出来ないほど元気な女の子に成長。

入院で寂しい想いをさせてしまった分、娘と一緒にいる時間、抱きしめる時間を大切にしています。 関連記事:極低出生体重児で、8か月もの間NICUに入院していた息子。支えてくれたのは看護師さんの「成長ノート」

著者:ピンクうさぎ

年齢:35歳

子どもの年齢:3歳

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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