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これがマタニティーブルー?「私なんか誰からも必要とされてない…」と不安に駆られた退院前夜

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私がマタニティーブルーになったのは、長女の出産直後。

今までずっとお腹の中にいて繋がっていた存在が、今は目の前にいて自分を求めている、という現実に不思議な気持ち。

毎日の授乳に苦労しながらも、わが子への愛しさで幸せを実感していました。

両手に抱くとすっぽりと収まる小さい命、大切に守ってあげなきゃいけない命、そんな風にとっても愛おしい存在の長女。

それは主人も同じ気持ちでした。

産後の入院生活のとき、夜勤のある職に就いていた主人は、仕事が終わった後で毎日病院に寄ってくれました。

午後からの面会時間では顔を見せに来ることができないので、病院に許可をもらって朝のうちに来ていた主人。

その朝は、私が入浴中に、主人が長女を抱っこしていました。

朝の光が差し込む病室で、二人の姿を見ると本当に幸せそう。

3人家族になったことを噛みしめ、嬉しく思っていました。

主人が帰ると、今度は同居していた義母が荷物を持ってやってきます。

退院時の荷物を減らすために、主人に渡した荷物を翌日に義母が持参。

毎日義母に来てもらうことで、余計な気を遣ってしまうというのが、その時の本音。

義母は、生まれたばかりの長女を見たくて毎日通っている、と分かっていたので何も言わずにいました。

入院生活は主人と義母がお見舞いに来る以外は、長女と二人きり。

結婚を機に地元を離れたので、友人は近所におらず、メールは毎日届いても、私の入院していた病室は訪問客もなく静かなひと時。

隣の病室から、お見舞いの人の声が何度か聞こえて来ると、少し寂しさを感じました。

そして、退院を翌日に控えた前夜、突然おそってきた不安。

きっかけは今でもまったく思い出せません。

でも、本当に、突然思ったのです。

長女さえいれば、義実家では私なんか必要とされない…。

毎日訪ねてくる義母は、長女を見たいがためだけに見舞いに来るんだ…。

私のことは口実で世話をしに来たふりをしてるだけ…。

毎日来てくれる主人も、本当は長女に会いたいだけ…。

退院したら長女に夢中になって私を必要としてなんかくれない…。

その瞬間、涙が頬を伝って流れ落ちました。

声を出して泣いたら長女が起きるし、病室の外に聞こえるだろうと、必死に声を押し殺して泣きました。 関連記事:突如あふれ出した涙に「限界がきた!」 何をしても泣き止まない新生児と4時間二人きり

その日の夜遅く、病室に来てくれた担当の助産師さん。

出産の時の事を、長女の顔をみながらいろいろと話しました。

助産師さんと話したことで、少しずつ落ち着いてきて、不安はどこへやら。

それでも何日間はちょっと思い出してはブルーになることもあったけれど、あの夜に話した時間を思い出すと、不思議と落ち着きを取り戻せました。

そして、気づいたときには、マタニティーブルーは終わっていたのです。

今でもあの時の気持ちを思い出すと、長女に対して申し訳なかったな…、主人にはそんなことないよね?と確かめたくなります。

それくらい妊娠・出産の体の変化や心の変化は、大きなものなのでしょう。

マタニティーブルーからくる不安。

そんな時には子供を抱きしめて愛おしさを感じ、主人に気持ちを聞いてもらえばいいんだと、あの当時の私に教えてあげたくなる、そんな出来事でした。 関連記事:負の感情が重量を持って覆いかぶさってきた…産後のマタニティブルー体験記 by ぴの字

著者:はるか

年齢:28歳

子どもの年齢:4歳、1歳

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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