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狂犬病禍の中国 噛みつかれた被害者に飼い主が居直る例も

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 ペットを愛でる気持ちがトラブルに発展しやすいのは彼の地でもご多分に漏れず、ということらしい。中国の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏が指摘する。

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 中国経済の膨張に従いペットを飼う人が増え続けているが、そのマナーについてはまだまだ発展段階のようだ。

 日本ではすでに消滅し、いまでは予防接種ワクチンを打ってくれる病院を探すのに困る狂犬病も、中国では毎年多数の被害者を出し続けている。頭を痛めた政府がペットに対策を義務付けているものの、従わない飼い主が少なくない。

 そんな飼い主の身勝手さを象徴するようなニュースを紹介しているのは2016年6月26日付の『福州晩報』である。

 事件が発生したのは6月22日の夜。福州市倉山区に住む女子学生の小林(シャオリン=娘)が歩いていると、突然、飛び出してきた犬に足を噛まれたという。痛みのあまり大きな声で叫んだ小林が足を見ると、傷口は大きくすでに血が流れていた。

 すぐに飼い主が現れて犬を制止したため、傷はそれだけで済んだが、問題は飼い主の対応だった。

 当然の要求として小林は、「すぐに病院に運んでほしい」ということと、「治療費と狂犬病のワクチンの費用を出してほしい」と飼い主に伝えた。

 ところが飼い主は、まったく聞く耳を持たず、「自分に責任はない」との一点張りだったという。

 怒った小林がさらに要求すると、飼い主はあろうことか飼い主は、「犬の行動と自分とは関係がない」と反論、挙句の果てには「もし、文句があるなら、あんたが犬に噛みつけばいい。それでオアイコだろう」と言い捨てたという。

 もちろんそんな理屈が通るはずはなく、間もなく小林の通報で駆け付けた警官に説得されて、飼い主は責任を取らされたという。

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