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予定日超過、前駆陣痛、破水…なのに赤ちゃんが下りてこない! 手術の不安で涙が…

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当初、地元の昔からある産婦人科で自然分娩の予定でした。

この産婦人科は設備が古いこともあり、産婦人科ではあるものの、緊急時や帝王切開の可能性がでた場合は、関連病院に搬送されて処置を受けるというのは事前に説明を受けていました。

幸いにも妊娠中は大きなトラブルもなく順調に妊婦生活を過ごしていました。

しかし、予定日を過ぎても胎児が骨盤に降りてこず、出産の兆候は現れないまま、予定日超過6日目。主治医に、週明けに骨盤のレントゲンを撮るよう言われました。

そして週明けの朝(超過8日目)、なんとなく生理痛のような鈍い痛みがではじめたので産婦人科に確認の連絡をしたところ、

「行けそうな痛みだったら、予定通り指定の病院でレントゲンを撮って、それからうちに受診に来てください」との指示。

レントゲンを撮り、産婦人科に着いた時点で鈍い痛みは10分間隔くらいで続いているものの、痛みの強さは変わらず。生理痛くらいの我慢できる痛みでした。

診察室に入り内診。診察台の上で「あれ?少し破水してますね。今日から入院しましょう」と。

まさかの診断にビックリ。

「急を要する破水ではないので、とりあえず抗生物質を飲んで、お昼を食べてきてから入院の準備をしてきてください。」と。

診察室に移り、先生と一緒にレントゲンをみる。

すると、素人目にもわかるくらいハッキリと骨盤の上の方に胎児の頭蓋骨が。

「本来なら骨盤に入っていなければいけない時期なのにこの位置にあるのは、ちょっと心配ですね。でもまぁ陣痛は来始めてるようですし、入院して促通剤で刺激すれば降りてくるかもしれませんし。」 関連記事:妊娠39週でも赤ちゃんが下がらない。児頭骨盤不均衡で帝王切開に移行するかもと言われ…

昼ご飯を済ませ、入院の準備をして産婦人科につくとお腹のモニターをとって陣痛の確認。まだまだ本陣痛といえるほどの強さじゃなく、促通剤の点滴を受けました。

次第に痛みが強くなるも、それでも夕飯の時点ではご飯も普通に食べれるし、痛みも10分間隔。

夜中の2時になり、痛みの間隔が2~3分に。ナースコールで連絡し、陣痛室へ。しかし、痛みが強くなる様子もなく痛み止めを貰い寝るように勧められ、少し眠って朝を迎えました。

朝イチで旦那を呼び、再度内診、モニター。しかし、陣痛も遠のき、一向に胎児は降りてこず。

「お昼までに兆候が見られない場合は残念ですが、安全のために他の病院に行きましょう」と。

結局、お昼の内診でも兆候はなく、転院決定。考えてもいなかった人生初手術への不安で涙が。

助産師さんにも励まされながら救急車で転院。でも、本陣痛になりきらなかった痛みはさほど辛くなく変に冷静でした。

アットホームな産婦人科から救急搬送も多い近代的な産婦人科へ搬送。スタッフと挨拶を交わす暇もなく、陣痛室で横になってすぐ内診。

「子宮口は少し開いてきてるので、もう少し自然分娩の可能性を考えてから決めましょう」と言われ、まだ自然分娩の可能性がある事に安堵。

そしてあっという間に人工破水を受け、風船が割れるような感覚とともに生暖かい羊水がドバッと。そして、促通剤で本陣痛へ。

次第に喋れないほどの陣痛が30秒おきに…でも、この時点でお腹の赤ちゃんに肋骨を蹴られていて、まったく骨盤に降りていないことが自分でもわかりました。

ここで、先生から「子宮口は少し開いてきたけど、このペースだとあと半日はかかると思います。既に人工破水もさせてるし、赤ちゃんの事をかんがえると帝王切開にした方がいいと思うけど…それでいいかな?」と。

私自身も、自然分娩できるかわからないのにこれ以上痛みに耐えるのはもう無理だと思い「お願いします」と。

その瞬間、不安と安堵感が入り混じって涙が止まらなくなりました。

そこからは急展開で、陣痛の合間に術部の剃毛を受け、車椅子で手術室へ。帝王切開になったというのに続く陣痛に「もういいからやめてー!」と赤ちゃんに八つ当たりしていました。

手術台に乗り、背骨から麻酔を入れ、みるみるうちに下半身の感覚がなくなりました。

そこからは本当に今までの慌ただしさが嘘みたいに静かな空間で、スタッフの声とオペの器具の金属音やモニター音のみが響き渡りました。

しばらくすると、「お腹おして赤ちゃん出すよー」と言われ、感覚はないものの、全身が揺れて、真上からお腹が押されていることがわかりました。

「頭でたよー!大きいねー!」

「こりゃ出てこれないわけだ。いいタイミングで判断してもらったねー」と。

そしてスーッと横の台に運ばれていく大きな赤くて四角い塊…それが我が子の第一印象でした。

管で羊水を出された赤ちゃんが急に大きな声で泣き、手術室に響き渡りました。

その瞬間涙が溢れて止まらなくなり、元気に生まれてきてくれた事に感激。 関連記事:赤ちゃんの産声がした瞬間に目が覚めた!突然の帝王切開、怖さを乗り越えて

身体を拭かれた赤ちゃんを、助産師さんが私の横に連れてきてくれて、頭を撫でさせてくれました。生暖かく、ヌルヌルとした感覚を感じた瞬間、また涙が溢れてきて笑われました。「ほんと大きい」と言いながら私も照れ笑い。

手術室のホワイトボードに「出生時刻17:45」と書かれたのを見て、始めて現在の時間を把握。

手術室を出ると旦那が居て、「頑張ったね。ありがとう。」と。

そんなバタバタで生まれた我が子は体重3766g、52.5cmと、新生児室で一番のビッグベビーでした。

ホッとしたのもつかの間、そこからがまた大変で、両足にむくみ予防の機械を付け、痛み止め等の点滴。

麻酔がだんだん抜けてきて右足だけなんとなく動かせるようになってきましたが、術後の影響で全身が物凄い熱をもち全然寝られず。姿勢も自分で変えられないので、定期的にお願いして寝返りを打たせてもらうといくらか楽になりました。

手術の可能性があったため、朝ごはん以来飲食禁止だったので喉がカラカラで苦しく、まだ飲水禁止だというので看護師さんにうがいをさせてもらうとずいぶん楽になり、そこから少しだけ寝られました。

朝起きると頭がボーッとしつつも、看護師さんから「歩けるようならどんどん歩いて」と言われたので、点滴を引っ張りながら立つ練習を始めました。

後日、帝王切開した友達に聞いたら「よく歩けたね!?」と驚かれました。普通は車椅子だそうで。寝てる時に動かせる範囲で足をいっぱい動かしたのも良かったみたいです。

因みに、その友達は市立病院で10日入院だったとのことでしたが、私が産んだ病院では帝王切開は7日入院。しかし、私の場合、回復が順調で予定より早く6日で退院となりました。

入院費用は諸々で出産一時金(42万円)を引いて自腹が26万円くらいでした。入院日数は病院によりけりで、普通はもう少しかかるみたいです。

保険は入っていたものの、入院保証のみでした。次も帝王切開になるので、退院後、手術が手厚くなる保証に切り替えました。

帝王切開と聞いた時は怖くてショックで仕方なかったですが、出産を終えた今は帝王切開で良かったとさえ思います。帝王切開も立派な出産なんだと身をもって感じました。

長くなりましたが、私の経験がこれから帝王切開を控えている皆さんのお役に立てれば幸いです。

著者:もと

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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