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米国「キメラ研究」検討に『ハガレン』を連想

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米国立衛生研究所(NIH)が8月4日、ヒト幹細胞研究のガイドラインの改正案を発表し、動物胚にヒト幹細胞を注入するキメラの研究領域案へのパブリックコメントの募集を開始した。AFP通信によると、これにより、米国政府が人と動物を掛け合わせたキメラ研究に資金が投入する可能性が出てきたという。ネットでは、まるで、漫画『鋼の錬金術師』(通称ハガレン)で描かれた「人語を解するキメラ」錬成のようだと話題になっている。

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NIHが発表した研究領域案には「ヒト細胞を使って動物の脳に著しい機能的改変を施す」実験が含まれるとのこと。NIHは研究が大きな物議を醸すとして、2015年の9月に研究の開始を1年間停止することを発表していたが、今回、再開に向けて布石が打たれた格好だ。ハガレンで登場するキャラクター、国家錬金術師のショウ・タッカーが、最初に妻を、次に娘のニーナと飼い犬のアレキサンダーを使って「人語を解するキメラ」を錬成したエピソードある。とりわけ娘の末路は、ファンの間では屈指の“トラウマ”として知られているため、Twitterでは、

「ハガレンのキメラの話を見てると行け行けとは言い難い」
「人と動物のキメラとかハガレンまんまやん」
「キメラの研究なんてし始めるの?ほんま怖い。ハガレンみたいなるで」
「ハガレンで『キメラ』を合成してたけど、胚とはいえ、タッカーさん同様、命を弄んでないかな……?」

とハガレンのストーリーを連想する人が続出。さらに、このキメラの研究について、

「神の領域に踏み込んで大丈夫なのか?」
「倫理観の問題もあるし・・・魅力があるからといって何でもやっていいとは思わない・・・いざというときに責任をもてるのか疑問だ」
「SF映画だ……、いずれ出来上がる人の頭脳と動物の五感と身体能力を持った高度な生命体に反乱起こされるやつだ…………」
「―これが人類滅亡の根源と誰が予想しただろうか。……これは終わりの始まりのプロローグである―」

と倫理面の懸念とともに、科学の暴走による人類の滅亡を想像し、恐怖する声が相次いでいる。

AFP通信の記事では、この研究には、医学において難病を治す大きな突破口を開く可能性や移植用臓器の育成に期待を寄せる声もあるとしつつ、一方で「倫理面の問題や現代社会の許容範囲を超える恐れがある」とも指摘している。

科学技術の発展がもたらす利益と倫理の問題が、ネットユーザーの間で議論を呼んでいる。

(山中一生)

(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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