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映画『The Great Wall(原題)』の監督、マット・デイモンの出演に対する「レイシスト」との批判に対応

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映画『The Great Wall(原題)』のトレーラーが解禁された数日後、主人公にマット・デイモンが起用されたことが議論を呼んだ。これに対し、中国人監督のチャン・イーモウがデイモンの出演を擁護した。

イーモウ監督はEntertainment Weeklyに送った声明の中で、「我々の映画は、万里の長城の建設を描く映画ではない」と前置きしたうえで、「マット・デイモンは、中国人俳優のために作られた役を務めているのではない。彼が演じるキャラクターが到着することは、物語の重要なポイントだ。物語には5人の英雄が存在し、彼はその1人である。ほかの4人はみな中国人だ」と説明した。

そして、「これまで私は、自分の美的観点に反する形で作品を作ったことはないし、することもない」と記している。

レジェンダリー・ピクチャーズと米ユニバーサル・ピクチャーズが製作した本作は、万里の長城を舞台に、優秀な戦士たちが伝説の怪物たちを追い払い、倒すために団結する姿が描かれる。しかし、人々は1000年前の出来事を描く本作に、白人の米国人俳優が出演することに驚き、落胆しているようだ。

テレビドラマ『フアン家のアメリカ開拓記』で知られる俳優のコンスタンス・ウーは、長いツイートの中で、「白人だけが世界を救うことができる、という人種差別主義者の神話を記憶に留めさせる」と批判し、「僕らのヒーローは、マット・デイモンとは似ていない」と付け加えている。

一方のイーモウ監督は、「最も多くの大物中国人キャストが集結し、中国文化に深く根付いた1本の映画が、世界中の観客に向けて、凄まじいスケールで製作されている。私は、この流れが我々の業界において受け入れられるべきものと信じている」とも語っている。

本作には、アンディ・ラウ、チャン・ハンユー、エディ・ポンらの中国人スターと並んで、ペドロ・パスカルやウィレム・デフォーも出演している。レジェンダリー・エンターテイメントのレジェンダリー・イーストが製作に参加した最初の作品であり、イーモウ監督にとっては、1億3500万ドルの予算で製作される、初の英語作品でもある。

『The Great Wall(原題)』は、2017年の2月17日に全米劇場公開する。

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