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悪阻、頭を抱えるほどの頭痛、あばら骨の痛み…全てを一瞬で忘れた我が子との出会い

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2010年5月15日、結婚式を挙げる。

結婚式ではビールサーバーを背負い、ドレス姿で来賓の方々とビールの一気勝負、二次回三次会と朝まで飲み明かす程のビール党の私だった…。

結婚式を終え1日目、二日酔いで具合が悪く、一日中寝腐る。

2日目、二日酔いも終わっているはずなのに身体と頭がポーっとする。

3日目、微熱があるのに気付く。

変な勘が急に働き、「もしかして?」と思い妊娠検査薬を試してみる。結果はまさかの陽性。

新婚旅行もまだしていない、これから2人でたくさん楽しい事をしよう、そう決めていたそんな中で妊娠が発覚…と同時に、激しい悪阻に襲われはじめる。

当時、妊娠2ヶ月の妊娠初期。起きていても寝ていても胸がムカムカ、頭はポーっとし何も手につかない、少しも動けない、何も食べられない…。布団に寝たきりで、ボールに氷を沢山入れてそれを口に入れてボリボリかじり、なんとかそれで水分を補給していた。

そんな日々が一ヶ月ぐらい続き、少し動けるようになったと思い買い物に…ところが今度は貧血で眩暈を起こし、スーパーで倒れる。 関連記事:妊娠前はつわりの辛さを思ってもみなかったけれど。。。

親が60キロ離れた実家から私を迎えに来てくれて、そこからは実家での妊婦生活が始まる。

妊娠初期4ヵ月ぐらいになると吐きつわりはほとんどなくなったが、次にきたのが頭痛。後頭部をハンマーで殴られてるような痛みが続く。

車に乗っていると余計に痛くなり、頭を抱えるほど。

そんな激しい頭痛が3日に1回は発症していた。薬も飲めない、どうする事も出来ない。この頭痛が妊娠生活の中で1番辛かった。

安定期に入ると頭痛も少しずつ取れ、次に来たのが食べ悪阻。胃に物が入っていないと気持ち悪くなるたちの悪い悪阻。

夜中にもお腹がゴロゴロなりだし、枕もとに小さなおにぎりを置いて、起きてはおにぎりを食べを繰り返した。

おかげで元の体重より20キロも太った。身体が重い、今までこんな重たい身体で生活をした事がない。

しんどい、と同時にあばらがとてもズキズキ痛くなってきた。トイレで少し踏ん張るだけでもビキっと痛む。

これは出産の時に力めないぞ、困ったぞ、と思い整形外科に行って先生に話してみるも、レントゲンは撮れないからとあばら骨を触って、骨折はしていないから大丈夫だと…。私自身は何も大丈夫ではない。

産婦人科の看護士にも相談してみた。

「トイレでの踏ん張りも出来ないんですが、出産の時、私はちゃんと力めるんでしょうか」

看護士はクスクスと笑い、

「お母さん大丈夫ですよ、いざとなったらきっとその痛みも忘れてますから」

笑い事じゃないんですけど!!!と心の叫びは抑えて、

「はぁ、そんなもんですか…」

としぶしぶ病院を後にする。

臨月になり検診で子宮を見てもらうと、少しばかり開いているとこのこと。

動いたりせず安静にしていて下さい。と言われ、2週間寝たきりの生活を送る。

またここからが時間が経つのが遅いこと遅いこと、2週間が2年ぐらいのように感じました。

2週間経ち、『さぁいつでも産まれても大丈夫ですからお母さん沢山動いてください!!』と言われ、さっそく街のデパートを歩きまくる。

久しぶりに動くものだから体力がなくすぐに疲れてしまい、終いには翌日筋肉痛。

そんな筋肉痛の翌日、夜中にチクチクと10分感覚の陣痛が始まる。

「きた、これが陣痛か…」

ピッタリ10分感覚で陣痛がくる、徐々に短くなっていき、5分感覚に…。

さぁ病院へゴーだ!!

気合を入れて、最後に私の大好きな筋子おにぎりを頬張り病院へ行く。

子宮口の確認。『もう5センチ開いてるので朝方には産まれますね』その言葉を信じて、陣痛に耐える。

がしかしラストの2センチがなかなか開かない。

もう破水させちゃいましょう!とはさみの様な物でパチン!!

と同時に、バシャーー!!!と羊水が溢れ出てくる。

そこからの陣痛の痛みが尋常じゃない、力みたいのに力んだらだめ、もう何がなんだかよくわからない事態に陥っていた。

看護婦さんの指示に従いなんとか呼吸したりとしているうちに「さぁお母さん最後思いっきり力んで下さい!!息を思いっきり吸った後に思いっきり力んで下さい!!赤ちゃんもうすぐ出てきますよ!!」その言葉で全力の力み、最後の力を振り絞った。

最後はニョロニョロっと息子が出てくるのがわかった。

そしてわたしはすぐに息子の顔をみた。

こんなに、こんなに、こんなに世の中にこれ以上可愛い愛おしいものががあるだろうか…。

今でも忘れもしないあの瞬間。人生であんなに感動した事はありません。

妊娠中の悪阻から腰痛から頭痛から体重増加からあばら骨から…何から何までの苦しみ全てを一瞬で忘れました。 関連の漫画記事:”痛い”を超越!?熱くてでっかいなにかがおりてきて、もうなにがなんだか!そして感動の対面 by 前川さなえ

結婚式の後にすぐ妊娠したこと、新婚旅行にいけなかったこと、2人でやり残した事が沢山ある事、最初はそんな気持ちがあったけど、そんな事はもはや、どうでもいい。

今は家族3人でとてもとても幸せな生活を送ってます。

お出掛けも遊びも家族3人たくさんの思い出を作っています。沢山の幸せと思い出を毎日息子にもらっています。

そんな息子も5歳になった今、私は二人目を今妊娠しています。

まだまだ妊娠初期で酷い悪阻に襲われていますが、また最後の感動と幸せ、そして四人家族になって更に楽しい生活を過ごせる事を夢みて、今の苦しみを乗り越えます。

辛さを乗り越えた後の幸せは何倍にもなって帰ってきます。

出産とは女性にしか味わえない本当に素敵な素晴らしい経験だと思います。

家族が大好きです。

著者:ナベメグ

現在夫婦共に30歳、5歳の息子1人、そして今現在お腹の中に第二子を妊娠しています。仲の良い家族、アホしたり、息子とも本気で喧嘩し合ったり一緒に泣いて笑って家族で一緒に成長しています。家族大好き母ちゃんです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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