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靴業界で千億円!「ポケモンGO」で恩恵受ける企業は?

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7月22日に日本でも配信がスタートしたスマホゲーム「ポケモンGO」。どっぷりハマっている人もいるのでは?

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今回のようにゲームの人気ぶりが話題になることはたびたびあるが、「ポケモンGO」は従来のゲームに比べて経済効果が大きいといわれている。その理由について、SBI証券投資調査部シニアマーケットアナリストの藤本誠之さんに聞いた。

●すでに経済効果が表れている業界も

「従来のゲームとの大きな違いは、やはり『外へ出て歩くこと』です。『ポケモンGO』は位置情報を使い、現実世界の動きと連動してポケモンを捕まえたり、バトルしたりします。つまり、家の中にこもっていたら楽しめません。そして、この行動が消費促進に大きくつながり、様々な企業にプラスの効果が生まれます」

たとえば、どういった企業にメリットがあるのだろう?

「一番イメージしやすいのは、『アサヒHD』などの飲料メーカーやカフェなどを運営する『ドトール・日レスHD』、各コンビニです。外に出て長時間歩けば、のどが渇いたりお腹が空いたりするので、飲食の機会が増えますから。また、電池の消耗が激しくなるため、モバイルバッテリーを手掛ける『エレコム』や『メルコHD』なども恩恵を受けやすいでしょう」

事実、GfKジャパンが全国の家電量販約4000店の販売実績を集計した調査によると、7月18日から24日は充電器の販売数量が前年の1.6倍、販売金額が1.9倍となったという。

また、7月26日に発表した2016年上半期の連結営業利益で、それまでの減益予想から一転、増益を確保したアサヒHD。時期的に「ポケモンGO」が直接的な影響を及ぼしたわけではないが、出歩く人が多くなるとなれば、「今後、『ポケモンGO』による消費喚起効果を期待できるのでは」と、藤本さんは指摘する。

●スマホアプリの新しいビジネスモデルの可能性も

「また、『ポケモンGO』は成果報酬制度を取り入れやすい一面があります。すでにマクドナルドが“ジム”や“ポケスポット”として人を集める役割を果たしていますが、ユーザーの位置情報を取得しているため、ゲームにより何人来店して、売り上げにどれだけ寄与したかは明確なデータとして残ります。もし、大きな集客実績が残せれば、ほかの店にも展開できるでしょう」

8月4日の日本マクドナルドHDの発表によれば、7月の既存店の売上高は前年同月比で26.6%増。「ポケモンGO」の影響については分析中のようだが、スマホのゲームが課金以外のビジネスモデルを構築する可能性を秘めているのは間違いないだろう。ここまでくると、「ポケモンGO」の経済効果は計り知れない気がするけれど…。

「ポケモンの経済効果は、20年前のブーム時に4兆円規模とされていましたが、今回も数兆円規模になると予想されます。たとえば、2015年に流行した位置ゲーム『イングレス』でユーザーが歩いた総距離は、ゲーム開始3年間で2億5800万kmに達しました。1000kmで靴が一足つぶれると仮定すると、25万8000足は売れた計算になります。『ポケモンGO』の方がプレーヤー数は多いはず。仮に100倍とすると2580万足。1足5000円と試算しても、これだけで1000億円規模です」

街中では、ポケモンをゲットする人々の姿をあちらこちらで見かける。ゲームに興じながらも、それがもたらす経済活動に目を向けてみるのも、ビジネスパーソンならではの楽しみ方といえそうだ。

(南澤悠佳/ノオト)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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