ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

空気の汚染でドライアイになる?PM2.5や黄砂などが目に与える影響とは

  • ガジェット通信を≫


例年のように大陸から押し寄せてくる、PM2.5などの有毒な粒子状物質。今ではPM2.5の分布情報も毎日のように更新され、まるで天気予報のように接することが日常的になっています。

PM2.5や黄砂などの粒子から身を守るために、日常的にマスクを使用している方も多いのではないでしょうか。しかし空気汚染の影響は呼吸器だけではなく、目にも深刻なダメージを与えます。そこで今回は、PM2.5などの身近な大気汚染が目に与える影響について、ご紹介します。

微小粒子状物質「PM2.5」とは?

PM2.5は、直径2.5μm(マイクロメートル)以下の非常に小さな粒子のことです。PMとは「Particulate Matter(粒子状物質)」の頭文字をとった言葉ですが、その成分は炭素、硝酸塩、アンモニウム塩、硫酸塩のほか、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどの無機元素などが含まれます。

直径2.5μmといってもピンときませんが、具体的には髪の毛と比べると1/30程度の大きさ、スギ花粉と比べても1/10以下の大きさという、目に見えないほどの非常に小さな微粒子です。東京都環境局 – 微小粒子状物質(PM2.5)対策その発生源はボイラーや焼却炉などの煤煙を発生する施設や、鉱物の堆積場などの粉塵を発生する施設、また自動車や航空機などの排出物からも検出されます。

しかし日本で問題とされているのは、主に中国から大気に乗って運ばれてくるPM2.5です。しかも、このPM2.5は極めて小さな粒子であるため、目に入ると涙に溶け込み、時には深刻な事態を引き起こすことがあります。

特に、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)などのガス状大気汚染物質が目に入ることで涙の酸化が起こり、角膜炎に似た症状を引き起こすことがあります。PM2.5の濃度が高い日にはマスクを使うことももちろん大切ですが、花粉症用のメガネを活用するなど、目のケアにもきちんと気を配ることが必要なようです。

「黄砂」や「排気ガス」など、私たちの身近には目に悪い汚染物質がいっぱい!

大陸から気流に乗ってやってくる汚染物質は、PM2.5だけではありません。時に車のボンネットを砂だらけにしてしまう黄砂にも、汚染物質が紛れ込んでいます。黄砂は大気中を浮遊する間に、二酸化窒素(NO2)や硫酸塩エアロゾルなどを取り込み、有毒な黄砂となって日本へと飛来します。

黄砂による目の症状は粒子によるかゆみや充血だけではなく、時にはアレルギー性結膜炎などにも結びつくのです。また近年のアメリカの研究では、大気汚染がドライアイの原因になるという調査結果が報告されています。

この研究をおこなったのは、マイアミ大学病院のバスコム・パルマー眼科研究所。それによると、大気汚染のレベルが高いニューヨークやシカゴ、ロサンゼルス、マイアミを含むほとんどの大都市圏では、ドライアイの患者数が17~21%という高い有病率を示したそうです。都会に暮らす我々にとっても、人ごとではありませんね。

夏にひそむ危険!ビーチの潮風や土埃にも注意して!

これからの季節、海水浴を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。なんといっても、夏はレジャーの季節。海に山にと、思う存分エンジョイすることは心身にとって非常に有意義なことです。

しかしPM2.5のような汚染物質とはいえないまでも、潮風やビーチの砂埃も目にとってよい影響を与えないことがあるので気をつけましょう。特に潮風や紫外線は、“目のシミ”とも呼ばれ白目が黄色く隆起する「瞼裂斑(けんれつはん)」や、結膜(白目の部分)が黒目へ向かって伸びてくる「翼状片(よくじょうへん)」の原因になるといわれています。

ですから、レジャーの間にも目薬を持参したりサングラスを着用したりするなど、十分なケアを心がけることが大切です。

《参考:東京都環境局 – 微小粒子状物質(PM2.5)対策》

関連記事リンク(外部サイト)

花粉だけじゃない!この時期は、「黄砂」にもご注意!
登校や出社もNG?夏に気を付けたい「はやり目」!
暑い夏には要注意? …結膜炎について教えて!

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
Doctors Me(ドクターズミー)の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP