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【Interview】ウェブで廃棄物を売り買いできる!日本初の再生資源取引きサービス「ゴミズム」の核心に迫る

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高齢化社会に少子化、医療問題や経済格差。現代社会にあふれるさまざまな問題を改善するため、近年は多くの分野にITが活用されている。“社会貢献”という、企業活動における原点を、ITベンダーたちが率先して実行しているのだ。

7月にリリースされた「ゴミズム」も、その1つだろう。企業、個人から出る廃棄物や不要品をインターネット上で自由に売買できるという、これまでにないサービスを実現したサイト。軌道に乗れば、従来のリサイクルシステムを一新するだけではなく、世界中の悩みの種となっている不法投棄問題の解決にもつながる。

提供元は、今年創業したばかりのESソリューション。代表取締役の江藤 利馬(えとう かずま) 氏に、話を聞いた。(右下写真:向かって左が江藤氏、右が専務取締役の宋鵬(そうほう)氏)

・廃棄物を売りたい個人と買いたい企業をマッチング

Q1. まずは、サービス提供のきっかけからお聞かせください。

私、江藤は、金属リサイクル業界で営業マンとして働いていました。連日当てもなく廃棄物が出そうな会社を一件一件車で回っており、この不効率さは何とかならないかと、思ったのがきっかけです。

もう1つは、リサイクル業者と廃棄物の排出者、双方の情報量の少なさです。情報不足のせいで、少ない選択肢でしか仕事ができず、リサイクルの流れも、とてもベストとは言えない状況でした。

こうした思いを解決すべく、現在も金属リサイクル業を営む宋鵬氏を専務取締役として招き入れ、「ゴミズム」の提供に至りました。

Q2.「ゴミズム」とは、どんなサービスなのでしょうか。

「ゴミズム」は、廃棄物や不用品を売りたい、または処分したい企業と個人および、それをリサイクル、リユースしようとする企業と個人とのマッチングが可能なサイトです。

まず、売りたいまたは処分したい物があるユーザーが、その品物の写真を撮り、説明を加えて出品します。次にその品物を買う、あるいは処分できるユーザーが交渉画面で価格や、取引条件、現物確認等について交渉します。交渉内容は、他ユーザーには見えません。(中略)

サービス内には、欲しいものを投稿できる“お探し物機能”も、盛り込んでおります。出品者の一方通行を解消しておりますので、取引機会の増加も期待できます。

・資源の再利用や新たなエネルギー開発にも貢献

Q3. 本サービスは社会の中で、どのような役割を果たしていくのでしょうか。

リサイクル業界を複雑な地図にたとえるなら、「ゴミズム」は優秀なナビであり、業界に対して最適な情報を与えながら、最小コスト、最短距離でユーザーをつないでいます。不法投棄や無意味な埋め立て、焼却の問題解決にも役立つでしょう。

単にマイナスをゼロにするのではなく、不法投棄されていたはずの廃棄物を利用した新エネルギー開発の手助けや、資源の再利用など、マイナスからプラスにできる環境を作ることも可能です。(このサービスは)社会において人が生きる上で、必要な資源を守る最適な立場にあると思っております。

Q4.現在の利用状況と、今後の展開について教えてください。

ユーザーは毎日増えていますが、実際に出品等のアクションが少ないのが現状です。しかし、これは当初の予想通りであり、ITとかけ離れていた業界だけに、受け入れには少々時間も必要なのだと思います。

サイト自体もすでに改良に取りかかっており、カテゴリーも現状では金属スクラップがメインになっていますが、今後はすべての廃棄物に対応できるようにしていきます。

現在は、資金調達にも力を入れている最中です。実現すれば事業のスピード化と、多言語化による世界各国単位での取引も、可能になるでしょう。

資源にまつわるさまざまな問題を解決する「ゴミズム」。不用品の処分に困っている人はもちろん、環境保護に興味のある人も、ぜひのぞいてみてほしい。

ゴミズム

カテゴリー : デジタル・IT タグ :
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