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ネットだけが頼りの孤独な育児。厳しい意見に萎縮して、いつしか人目を気にしてばかりに…

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実家も遠く、知り合いが誰も居ない東京の片隅で子育てをスタートした私たち夫婦。

他に頼る人が居ないので、夫婦で協力して子育てをしようと誓ったのも束の間、仕事の忙しい夫は早々にドロップアウト。

結局、孤独に育児をすることになりました。

もともと引きこもりがちで一人が好きなタイプなので、孤独なのは大歓迎です。

ただ、初めてで手探り状態の育児について、誰にも相談できないことには不安を感じていました。

しかし、わからないことは何でもネットで調べられる便利な世の中。

月齢に応じた成長はどんなものなのか、風邪をひいたときはどうしたらいいのか…疑問に感じたことは何でもすぐに調べます。

「ネットがない時代だったら大変だったなぁ」と、孤独な育児を満喫していました。

はじめのうちは、娘の成長に伴うことを中心に調べるために使っていたネットですが、育児に慣れて余裕が出はじめると、いろいろなことに目が行くように。

離乳食のことから、ママ友関係、仕事に復帰するためのあれこれ、赤ちゃん連れのお出かけのマナーなど、子ども関係のことは目につき次第読むようになっていたのです。 関連記事:友達の眩しいSNS、私は寂しいお茶タイム…産後の情緒不安定にこたえたある日

育児をしていなければ、離乳食のこともママ友関係の話も、育休制度もあまり関係のない話。

娘が生まれるまでは考えもしなかったことばかりなので、どれも新鮮な話題です。

初めて知ることや、自分では思いつきもしないアイデアなどはとってもためになりました。

でも、中には「ちょっと厳しいな」と感じることも書いてあります。

「母親なら離乳食は全て手づくりにするべき!」

「働かなきゃいけないほどお金がないなら産むな!」

「電車に乗ったら赤ちゃんを泣かすな!」

など、ぬるい環境で生きてきた私には、ちょっと刺激的なご意見も。

他を見れば、「離乳食は大変なときにはベビーフードを使いましょう」とか「使える制度をフル活用して仕事復帰をしましょう」とか「赤ちゃんが泣くのは仕方ない」などのほっとできることも書いてあります。

でも小心者の私は、厳しい意見を持つ人の存在をスルーできなかったのです。

それまでは、母と娘、ときどき夫でのんびりと楽しんでいたお出かけも、ちょっと緊張感が出てきます。

「お店の中で泣いたらどうしよう」「移動は車にしよう」などと考えてばかりで、手放しで楽しめなくなりました。

それまでは気にならなかった赤ちゃんの泣き声も耳につくようになり、「大丈夫かな?あの人怒られないかな?」と他人事ながらソワソワします。

娘の離乳食がはじまり、何を作っても食べてくれず困り果てたときでも、ベビーフードを買うと母親失格だと思われるような気がしてためらわれます。

そんな人目を気にした育児はとっても窮屈で、引きこもりに拍車がかかりました。

そんなある日、中学生の子を持つ友人が我が家に遊びに来ることに。

このことを相談すると「世間知らずめ」と鼻で笑われました。

そして、世間は私が思っている以上に寛容であること、みんなもっと気楽に子育てをしていることを教えてくれたのです。

なんだか目の前のモヤが晴れたような気がして、友人は女神のように輝いて見えました。

それからというもの、世間知らずな私は、もっと世間の子育てを知るために外に出てみることにしました。

しかし、重度の人見知りがあだとなり、いまだに世間知らずのまま…。

そんな私でも、ネットを開けばたくさんの人の子育てに触れることができます。

歳を重ねて厚かましくなったのか、今では厳しい意見も受け止めつつ、気楽に子育てを楽しめるようになりました。 関連記事:マタニティマーク。もらったはいいけど、ネットの声に脅えて付けるのが怖かった話 by つかさちずる

著者:ポチョムキン

年齢:30代

子どもの年齢:4歳と2歳の女の子

東京の隅っこでのんびり暮らしています。

女子力低めの女系家族なので、お菓子作りで女子力を上げて行きたいと奮闘中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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