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【身近に潜むその症状】無性に氷が食べたい…コレって病気なの?!

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暑い季節は氷菓を食べたくなるもの。だけど度を越して、やたらと氷を食べたくなる状態があったら、それはもしかして「氷食症」かもしれません。

今回は、氷食症について医師に話を聞いてきました。

氷食症とはどんな病気ですか?

氷食症は、氷を食べたくなって、1日に製氷皿1皿分以上食べてしまう状態です。

栄養がなく、通常は大量に食べることのないものを食べたくてしょうがなくなる「異食症(異味症)」のひとつとされています。

異食症には、自分の髪の毛や爪、土や壁紙、チョーク、釘などありとあらゆるものを食べてしまう症例があります。

【異食症の原因】

・ストレスや精神疾患

・回虫や鉤虫などの寄生虫感染

・脳腫瘍

・ミネラル不足、亜鉛不足による味覚異常

・妊娠にともなう「つわり」症状のひとつ

また、氷食症の原因としては、特に、鉄欠乏性貧血が知られています。

【鉄欠乏性貧血について】

・顔色や粘膜の色が悪くなる

・立ちくらみや息切れ

・眠れない、起きられない

・元気がない、集中できない

などの症状が知られています。

ただ、鉄欠乏性貧血の人すべてが氷食症を発症するわけではありませんし、なぜ鉄欠乏性貧血だと氷が食べたくなるのかは知られておらず、体温調節や満腹中枢の異常が関係するとされていますが、厳密には原因不明です。

口の中の温度を下げるためともいわれていますが、氷を食べ過ぎて胃腸が冷えると、食物からの鉄の吸収効率も下がってしまう可能性があります。

氷食症はどんな人がなりやすい?

鉄欠乏性貧血になりやすい人が、氷食症にもなりやすいと考えられます。

1.女性

月経のある女性に起こりやすいとされています。妊娠中も血液の需要が高まり、貧血になりやすくなります。

2.成長期・スポーツをよくする青少年

スポーツ(特に長距離走など)により足の裏が地面と強くぶつかる際に、足の裏で赤血球が破壊され貧血が起こるとされています。

3.出血のある病気の人

また消化性潰瘍胃(潰瘍や十二指腸潰瘍)、消化器のがん、子宮内膜症や子宮筋腫で出血が多くなることから、鉄欠乏性貧血になることもあります。

特に男性で鉄欠乏性貧血が見られた場合は、消化器系の病気に注意が必要です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍があると、胃酸と混ざった血液が便に混じるため、黒っぽい泥のような便が出ることがあるので、チェックしましょう。

氷食症の予防と改善

鉄欠乏性貧血が治ると、氷食症も治ることが多いとされています。

鉄欠乏性貧血は、鉄剤の内服や注射によって治療を行います。

【検査】

鉄欠乏性貧血かどうかは、簡単な血液検査で知ることができます。

貧血の原因(月経過多なのか、消化器疾患なのか)を知るには、婦人科的診察や胃カメラ・大腸カメラ・バリウム検査などが有効です。

【予防や改善方法】

鉄分を多く含む食材(ほうれん草やひじきが有名)をとることですが、どうしても体質的に食物からは十分に鉄分が取れない場合もあるので、その場合、鉄剤の内服が必要です。

鉄剤内服で胃が痛くなるなどの副作用が出やすい方は、鉄剤の注射が有効です。

赤血球が作られるには数カ月を要するため、根気よく治療を続ける必要があります。

医師からのアドバイス

鉄欠乏性貧血が潜んでいる可能性が高い氷食症。身体は意外な形で SOSを出しているのかもしれませんね。

もし氷を製氷機1皿分食べてしまうような症状があれば、一度検査してもらうことをおすすめします。

(監修:Doctors Me 医師)

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