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見知らぬ土地で引きこもりの毎日…。追い詰められた私を救ってくれた老夫婦の温かい言葉

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主人の転勤にともない、子どもが1歳10か月の時に北海道へお引越し。

今まで地元から離れたことはなかったので、環境の大きな変化は未経験。

どちらかといえば人の輪に入るのは得意な方だったので、「なんとかなるだろう」と、軽く思っていた自分が甘かった…。

引っ越しは無事に終わり、育児に時間をとられながらも、なんとか家も片付きました。一段落して、子どもと一緒に、いざ外出。

でも、実際には右も左も分からない土地でどこにも行けず、子どもと2人きりでひたすら部屋にこもる毎日。

しかも子どもは、ちょうどイヤイヤ期に突入したばかり。ことあるごとに、「あれもイヤ」「これもイヤ」で、私のストレスも最高潮。

頼れるのは主人だけですが、その主人も仕事で手いっぱい。

誰にも頼ることが出来ず、かといって外に出ることもできず、どうしていいかわからない八方ふさがりな気持ちに。精神的に不安定になり、1人で夜に泣くことも。

あんなに大好きだったわが子。寝顔しか可愛いと思えなくなるくらい、いつの間にか追い込まれていました。 関連記事:慣れない土地で夫が長期出張へ。生後5ヶ月の娘と2人きりで過ごした1ヶ月

それでも、お腹はすくもの。歩いて5分、近所のスーパーには、何とか足を運びました。

そこでも子どもは言うことを聞かずに自由に動き回り、なにか気に食わないことがあるとすぐにイヤイヤばかり。

「なんでこんな肩身の狭い思いをしながら買い物をしなければならないんだ…」と、周りの視線が冷たくつきささり、買い物すらつらくなりました。

そんなときに声をかけてくれたのが、穏やかな老夫婦。

「元気なお子さんだね。子どもは元気が一番!でもお母さんも毎日大変だね。」と、笑顔で思いやりのある言葉。

その帰り道、見知らぬ人が私の気持ちを代弁してくれたことが嬉しくて、思わず涙。それ以来、心に余裕ができたのか、時々買い物に行くと人の優しさに気付くように。

子どもがレジの前で駄々をこねていると、待っている順番を譲ってくれたり、レジの人も子どもに話しかけながら楽しく接してくれたり…。

今までは自分だけがいっぱいいっぱいで、周りの人の優しさに気付かなかったようです。

子どもを気にかけてくれながら、私にも優しく接してくれていることに、ようやく気付くことができました。

これまでは自分ばかりが追い込まれているような気がして、家に閉じこもる日々。

「これは絶対に子どもに悪影響だ!」と、ようやく自分の視野が狭くなっていることに気付きました。

そこで、まずは近所の散歩を少しずつ始めることに。冬の転勤だったので、外は想像以上に寒く、路面は凍り、30分くらいが限界。

ですが、気分転換にもなり、体力を発散できるようになった子どもも、少しだけイヤイヤが減ってきたようでした。

また、外を出歩くようになったら、同じアパートの親子と仲良しに。引越してきてから初めてのママ友ができました。

きっかけは、スーパーでの老夫婦の一言。

なにも気にしないで声をかけてくれたのでしょうが、間違いなく私が立ち直るきっかけを与えてくれた恩人です!

「昔の子育ては地域ぐるみでおこなっていた」とよく耳にします。しかし、自分には無関係なことと、以前は思っていました。

でも、見知らぬ人の優しい言葉が、私の心に温かく届いた実体験。だからこそ、「地域密着型の子育てっていいかも」と思えるようになりました。

最終的には主人の転職で北海道を離れたのですが、あの優しさは今でも私の心の支えになっています。 関連記事:孤独な子育てから抜け出すきっかけはママ友!いいお付き合いのコツは「距離感」

著者:石川 愛美

年齢:35歳

子どもの年齢:4歳

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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