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「小学生向けのビジネススキル教室」登場! 何を学ぶの?

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文部科学省が改訂を進める「次期学習指導要領」。“脱ゆとり”が宣言され、次世代の子どもには基礎力・思考力・実践力から成る“21世紀型能力”が必要になるとされている。教育に求められるものが変化していくなか、小学生向けの「ビジネススキル教育」なるものが登場したという。いったいどんなことを学んでいるのだろう? 僕らビジネスマンとしては見過ごせない…。実施している「子ども未来キャリア塾」(東京都品川区)を取材した。

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塾では、小学4~6年生を対象にしたビジネススキル教育クラスを、隔週1回開講。授業は、「なぜ勉強するの?」「東京から大阪に行く手段は?」などの身近なテーマについて、小学生自身が企画を立てたり議論したりするグループワークがメインとなり、付せんを使用したマインドマップ作成などもある。このカリキュラムを通して、どのようなビジネススキルを身に付けられるのか。専任講師を務める岩崎格大さんに教えてもらった。

「授業を通じて目指すものは、『論理立てて話せる』スキル。『なぜならば』という根拠をもとに話す能力は、ビジネスの基本である“報・連・相”のベースになります。また、論理的思考力を養うことで仮説を立てることができ、実現のための計画立案にもつなげられます。この能力はどのような仕事にも通じるものです」(岩崎さん)

ロジカルな思考を養うため、授業内では子どもに答えを教えるのではなく、「なんで?」と問いかけていくという。例えば「勉強するのはなんで?」という問いに対し、子どもが答えるとさらに「なんでそう思うの?」と聞く。会話を積み重ねることで、「なぜならば」という根拠を提示し、人に物事を伝えられるようになるという。ビジネスの基盤となるコミュニケーションの土台を作る授業といえるわけだ。

しかし、小学生でビジネススキルとは早すぎるのではないだろうか。塾を運営しているイー・ラーニング研究所の多田恭平さんに、幼いうちから学ぶ意義を聞いてみると…。

「現在の大人のほとんどは、就職活動で急に自己PRやディスカッションの能力、論理的に話す力が求められだしたと思います。経験がないので、最初はうまくできなかったはず。しかし、幼いうちから経験していけば、スキルとして身に付きやすく、社会に出てからよりブラッシュアップできると考えたのです」(多田さん)

確かに、大人になってから論理的思考力をはじめとしたビジネススキルを培うのは大変なもの。子どもの頃にこんな教室があれば…。ところで、すでに社会人になった僕らが、“21世紀型”ビジネススキルを身に付けるにはどうしたらいいの?

「日常的に『なぜ?』という意識を持つクセをつけましょう。『このCMがこの時間帯に放送しているのはなぜだろう?』といった疑問を感じたら、自分なりの仮説を立てます。人は考えると答えが知りたくなり、調べて理由がわかると話したくなるもの。飲み会などで披露すれば相手のリアクションが楽しめる。その繰り返しによって、論理立てて話せるようになります」(岩崎さん)

何事も当たり前と思わず、疑問を抱くことが最初の一歩というわけだ。小学生に負けないスキルを身に付けられるよう、世の中の事象の理由を考えてみるとしよう。

(有竹亮介/verb)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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