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【タベアルキスト】松本エリアのグルメキーワードは「推し【そば】を探せ!」 ~名店巡礼 松本エリア編~ 

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みなさんこんにちは、メシ通レポーターのタベアルキストWakuiです。

今回も我々タベアルキストが、わざわざ食べに行く価値のある逸品を提供しているお店へ実際に訪れ、食べまくる究極の食べ歩き「名店巡礼」をお届けします。

名店巡礼のセレクト店の定義やこの企画ポリシーなどは、ぜひ以前の記事をご確認ください!

~名店巡礼 松本エリア編~

今回の巡礼先は、長野県の「松本エリア」を選びました。

巡礼先としては、今までで最も遠距離になります。日帰りで行ける範囲としてはギリギリのラインでしょうか。

お目当てのグルメは「そば」。一口に「そば」と言っても、田舎そばや更科そば、十割そばや二八そばなど、打ち方や粉のブレンドによって味わいは様々に変化します。

我々は松本周辺に絞って個性のある、そばを提供するお店をリサーチ。

こだわりの5軒が出そろいました。

「そば」には一家言あるタベアルキストとともに、「そば」食べ歩きの旅スタートです!

1軒目:安曇野翁 逸品:ざるそば

松本エリア巡りの 1軒目に選んだお店は「安曇野翁」

翁達磨グループのそば店で、店主の若月さんは言わずと知れた名人高橋邦弘さんの一番弟子と言われ、東京の箱根暁庵の店長を経て、この安曇野の地に。

坂道を登ったところに大きく「翁」と書かれた看板が目印で、一軒家づくりの店内からは、北アルプスの山々が望め、晴れた日には絶景を楽しむことができます。

▲ざるそば(907円)

▲田舎そば (907円)

「そば」のメニューは、ざるそばに田舎そば、おろしそば、鴨せいろのシンプルな構成。

他にサイドメニューはなく、ドリンクがあるのみで、それだけ「そば」に対するこだわりが強いことが分かります。

この日に頂いたのは、【ざるそば】と【田舎そば】の2種類。

「そば」は、北海道・茨城・長野の契約農家から仕入れた玄そばを自家製粉し、手打ちしたもので、その丁寧な仕事ぶりが味にあらわれています。

つゆは北アルプスの伏流水に枕崎のかつお節と函館の真昆布、伊豆のどんこで取っただしに、松本大久保しょうゆで取ったかえしを合わせており、素材に対するこだわりが随所に見られます。

濃いめな味でありながら、そばの風味を生いかした絶妙なバランスのつゆは、そばの旨さも引き立たせています。

名人の味を忠実に受け継いでおり、「翁」の名に恥じぬ旨さの「そば」を、ここ安曇野で楽しむことができるお店でした。

お店情報

安曇野翁

住所:長野県北安曇郡池田町中鵜3056-5

TEL:0261-62-1017

営業時間:11:00~15:00(売り切れ次第終了)

定休日:月曜日(祝日は営業、翌日に振替休業)、第3火曜日

URL:http://azuminookina.com/

執筆者:Yasuyuki Enokiuchi

2軒目:上條 逸品:鬼そば

1軒目をペロリと平らげての2軒目「上條」

こちらのお店は、およそ、そば店らしくないペンション風の外観をしています。

そば店のイメージで探すと、見落としてしまうかも。

店主はお店を営むかたわら、写真家としても活動され、アーティストとしての一面も持ち合わせておられます。

突き出しとして出されたのが、【水そば】。

水で「そば」を頂く、「そば」の味わいが最もストレートに表れる食べ方にして、提供する側も「そば」に相当の自信がないと出せない一品です。

シャッキリとでも表現するような、澄んだ味わいがこちらの個性のようです。

▲もりそば (832円)

1軒目の「翁」とはうって変わって、色白で繊細な印象の「そば」。

麺は細めですが、エッジはしっかりとしており、シャキッとした食感は健在。やや甘めのつゆとよく合います。

▲鬼おろし(ちか) (1,296円)

メニューに「特にお勧め」との記述がある、こちらの逸品。極辛の地大根のおろしと、北海道は風蓮湖の小魚「ちか」の天ぷらを「そば」に合わせています。

身の詰まった、「ちか」のほろ苦い内臓と、大根の辛さと香りが絶妙になハーモニー。エッジの立った「そば」の輪郭をさらにはっきりとさせる様な感じで、味わいを引き立てます。

さて、こちらの「上條」、もちろん「そば」のお店ではあるのですが、スイーツもあります。

契約農家のサンふじを丸ごと一個つかった、アップルパイ。

洋酒のきいた大人の味わいでこちらも美味。お土産にぜひ。

お店情報

そば処 上条

住所:長野県安曇野市穂高5256-1

TEL:0263-82-4411

営業時間:11:00~15:00

定休日:月曜日(祝日は営業、翌日に振替休業)

URL:http://www.kamijo.com/

執筆者:Kazushi Kikutani

3軒目:そば屋 しみず 逸品:玄蕃之丞(げんばのじょう)

中盤戦、3軒目にやってきたそば店は「そば屋 しみず」。

塩尻にあり、外観・内観は民家然としていますが、「そば」の完成度は桁外れに高いです。

提供された時と食べ終わる頃には味や食感が変化する程。

端正かつ繊細な味わいの「そば」が魅力です。

お客さんに上質な「そば」を最高の状態で供するため、

ご主人はストイックに「そば」と向き合っておられます。

今回、頂いた「そば」は2種類。

【高ぼっち(更科、挽きぐるみ、田舎)】と【玄蕃之丞(げんばのじょう)】になります。

▲高ぼっち(更科、挽きぐるみ、田舎) (1,620円)

写真(右)の田舎は一般的な田舎のイメージを覆すほどに、極細。

そして、極細なのに一本一本の存在感がクッキリ分かる歯応えです。

写真(中)の挽きぐるみはその名の通り香りが強いのですが、キレのあるシャープな香り。

そして、写真(左)の更科はまず見た目が美しく、神々しく輝いております。

素晴らしいみずみずしさと腰を持っており、頂くのがもったいなくなるような味わい。

3種それぞれが極めて上質で、全く異なる味わいを楽しめるのは素晴らしいです。

▲玄蕃之丞(げんばのじょう) (1,404円)

八ヶ岳高原の標高1,300mの場所で栽培された「信濃1号」を使用しています。

しかも、それらの大実のみを厳選し、そばを打つ分だけ挽くという徹底ぶり。

頂くと、甘みが非常に強く、爽やかな香りにうっとりします。

歯切れも良く、味わいと食感の両方を兼ねそなえた秀逸な「そば」。

寿命が極めて短く、提供された瞬間に頂くべし!

ツユは鰹出汁とかえしのバランスが良く、奥行きのある味わい。

そば湯はナチュラルで、清涼感のあるとろみを楽しめます。

総合的に、東京でもなかなか頂けないレベルのお店だと感じました。

お店情報

そば屋 しみず

住所:長野県塩尻市宗賀桔梗ヶ原76-1

TEL:0263-51-1348

営業時間:11:00~14:00

定休日:火曜日

執筆者:Yuya Otani

4軒目:ふじもり 逸品:太打ち

4軒目は、朝日村にある手作りという看板が目印の「ふじもり」

ご夫婦で営まれており、安曇野市から移住して、この朝日村の地に開業したそう。

築100年の古民家を改装したお店は、外観からは趣きを感じます。

昔ながらの雰囲気を保ちつつも、インテリアにセンスが感じられる店内は、風通しがよく、気持ちのいい空間が広がります。

▲天ぷら (702円)

野菜は近くの農家が有機栽培したものを使用。

醤油や味噌、みりんなどの調味料にも化学調味料は使わず、体に優しい食事がコンセプトとなっていて、ヴィーガン対応も可能です。

宮沢賢治の物語の言葉から引用したベジタリアンの意味で、追って逃げるものは食べないという「ビジテリアン定食」というメニューからもこだわりを感じます。

▲太打ち (1,080円)

「そば」は全て自家製粉の10割そばとなっています。

玄そばと挽きぐるみの太打ちがあり、自家栽培しているそばの品種は常陸秋そばで、試験的にブータンのそばも栽培しているというから面白い。

25メッシュのふるいで篩った粗めの太打ちは、舌ざわりは荒くコシの強さが特徴。

そば粉そのものの風味が際立つ力強い味わいが感じられます。

また、「そば」をはじめとした食材への飽くなきこだわりが、味からも伝わってくるほどで、体に良いことと美味しさのバランスがしっかりと取れている印象を受けました。

そば寒天などのスイーツも美味しく、カフェ的な雰囲気とヘルシーなコンセプトは女性にもおすすめです。

お店情報

ふじもり

住所:長野県東筑摩郡朝日村西洗馬828-1

TEL:0263-87-3981

営業時間:11:30~15:00(売り切れ次第終了)

定休日:水曜日、木曜日

ウェブサイト:http://www.ne.jp/asahi/osoba/fujimori/

執筆者:Yasuyuki Enokiuchi

5軒目:水舎 本店 逸品:信州ひすいそば

最後にやってきたお店は、山形村の「唐沢そば集落」にある「水舎 本店」。

「唐沢そば集落」は江戸時代から続く集落で、

最初に(商業的な)そば店が出来たのは1890年(明治23年)と言われています。

現在はそば店が9軒あるそうなので、食べ歩きには最適な場所だと思います。

最も、集落まで行くのはちょっと大変……という方にもうれしく、

こちらの「水舎」は松本城の近くにも出店しているため、行きやすくなっています。

今回頂いた「そば」は、【粗びきそば】と【信州ひすいそば(十割蕎麦)】。

▲粗びきそば (972円)

粗びきは二八。

二八ですが、香りはしっかりとあります。

もっちり、モギュモギュッとした食感を楽しめます。

つゆは鋭い鰹出汁。魅力的な辛汁です。

このつゆは、東京から訪問した人でも満足する味わいでしょう。

▲信州ひすいそば(十割蕎麦) (1,163円)

こちらは長野県が10年以上かけて開発した品種「長野S8号」を使用。

「長野S8号」は「信濃1号」よりも色鮮やかな点が特徴。

また、香りも強めた品種だそうです。

頂いてみると、触れ込み通り、香りがしっかりあります!

【粗びき】よりも香りが強いのが分かります。

一本一本は短めなのでつなぐのが難しい品種なのかもしれません。

そば湯はとろとろと白濁していますが、口当たりはさらりとしております。

自然な香りと甘みを楽しめる味わいです。

お店情報

水舎 本店

住所:長野県東筑摩郡山形村下竹田7249

TEL:0263-98-3002

営業時間:火曜日~金曜日 11:00~15:00、土曜日・日曜日 11:00~19:00(売り切れ次第終了)

定休日:月曜日(祝日は営業)

ウェブサイト:http://suisya-ya.com/

執筆者:Yuya Otani

名店巡礼 松本エリア編まとめ

今回の5軒のセレクト、いかがでしたでしょうか。

基本的に「そば」の原料は、そば粉と水、つなぎに小麦粉を使うかどうか。これだけです。

(例外として、へぎそばの布海苔など、変わったつなぎを使うことがありますが。)

これを打ち手たる職人の、技と経験、こだわりをもって千変万化に打ち分け、お店ごとの豊かな個性と味わいを生み出します。

この個性を一度に楽しめるところが、「そば」どころ長野県松本エリアの魅力と言えます。信州そばというくくりではなく、お店ごとの味を楽しむという気持ちで行った方が満喫できます。

自分だけのお気に入りのそば店、「推しそば」を探しに行ってみてはいかがでしょうか!

次回は、 日ごろの疲れをいやしてくれる魅力のカフェ!? 逗子葉山編です!

(取材日/2016年6月18日)

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:タベアルキスト

タベアルキストとは、「食べる幸せ、探す喜び」をモットーにした実名制の食べ歩きマニアのコミュニティ「Tabearukist Association」に所属する、年間300軒以上の外食をしているメンバーのことを「タベアルキスト」と言います。その一食、一食を、お腹も心も満たされる幸せな時間とするため、「一般人による一般人のためのグルメ検証」を旗印に、公正中立な立場から「食べる価値のある逸品」の情報を発信しています。 Webサイト:Tabearukist Association facebook:Tabearukist Association

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