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1000円台もザラ… 格安スマホはどこまで安くなる?

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低料金のSIMカードを利用した「格安スマホ」の価格競争がすさまじい。新規企業の参入が相次ぎ、3GBの契約で月1000円台というプランが増えている。もともと格安スマホの業者(MVNO)は、大手キャリアの通信回線をレンタルしており、設備投資が少ない。その分コストダウンできる仕組みだが、それでもここ数年での値下がり幅は驚きだ。

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●格安スマホがこれほど安くなる理由

一体なぜ、これほど安くできるのだろうか。スマホの経済動向に着目する生活経済研究所長野の滝沢翔吾氏に理由を聞いた。

「安くなっている大きな理由は、大手キャリアからの通信回線のレンタル代が下がっているためです。MVNOが増えて、レンタル代を安くしてもキャリアは十分利益が出るようになりました。それが、格安スマホ自体の低価格化につながっています」

総務省の資料をもとに、NTTドコモのレンタル代を例にとると、2008年と2014年を比較すると6年間で価格が12分の1ほどになっている。他キャリアも同様に値下げ中だ。

加えて格安スマホの利用者は、統計ごと差があるものの、最大で携帯電話ユーザー全体の1割程度。「まだまだ“伸びしろ”が見込めるため、新規顧客の囲い込みをしようとMVNO各社が積極的に値引きしてきた」と滝沢氏。これも値下げ圧力のひとつといえそうだ。

●格安スマホはこれ以上安くなる?

ならば気になるのは、「今後もさらに安くなるのか」という点。買い替えを検討する人なら、ぜひ知りたいところだが…。

「価格競争は、この辺で一段落するでしょう。さらなる値下げは不可能ではありませんが、そのためには業者が一回線で扱うユーザー数を増やす必要があります。ただしやり過ぎれば、通信に支障をきたす恐れも…。今、その分岐点に来ています。実際、各社の値下げ幅も数十円ずつなどに鈍化しており、今後は価格よりも付加サービスでの勝負になるはずです」

これに合わせて、業界も「大手MVNOに絞られていくのでは」(滝沢氏)とのこと。というのも、大手は自社展開のビジネスと連携させることで、付加サービスをつけやすい。たとえば、イオンモバイルはイオン店舗にサービスコーナーを設けてサポート体制を強化。また、参入が予定されるLINEモバイルは、自社のLINEを始めとしたサービスの通信料を無料にする方向だ。

「特にイオンとLINEの存在は業界にとって大きいはず。なぜなら、イオンは知名度とサポートで主婦層や高齢者を取り込めます。LINEは中高生に絶大な人気があり、『初めて買うケータイが格安スマホ』というケースも今後増えるはず。今まで格安スマホはITリテラシーが高めの20~40代男性がメインターゲットでしたが、今後はアピールしにくかった客層(主婦層、高齢者、中高生)にリーチできるので、格安スマホのシェア拡大につながるでしょう。これら大手に対抗する付加サービスをつけられない企業は、淘汰されるかもしれません」

さらに格安スマホは、契約解除の違約金がキャリアに比べてかからないため、「乗り換えやすく流動性は高い」と滝沢氏。これから数年で一気に業者が絞られる可能性もありそうだ。

滝沢氏の予想では、「今後は動画配信会社と提携する業者が出てくるかも」とのことで“提携先の動画は無料”などのサービスも出てきそうだ。FREETELプラスワン・マーケティング社が「ポケモンGO」分の通信費を無料化するなど、業界勢力図がまだまだめまぐるしく変わる格安スマホ業界。購入を検討する際は、じっくりと動向を見極めよう!

(有井太郎)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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