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被疑者の同意を得て、麻酔分析(自白剤使用)をすることは許される?

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Q.

 黙秘している被疑者に対して、捜査官が自白剤を使用して供述してもらいたいのだが、同意をしてくれないかと申し向け、被疑者が自白剤の使用に同意をしたので、自白剤を使用した麻酔分析を行い、供述をとりました。

 この麻酔分析は許されるでしょうか?

(1)同意があるので、黙秘権侵害とならず許される
(2)同意があっても、黙秘権侵害となり許されない

A.

正解(2)同意があっても、黙秘権侵害となり許されない

 麻酔分析とは、アモバルビタール(アミタール)といったいわゆる自白剤を静脈内に注射して、その作用によって、心理的緊張を緩和させ、真実を供述させるものです。
 供述拒否権や黙秘権に反するものであるとして、麻酔分析は許されていません。
 ただ、供述拒否権や黙秘権は、権利ですから、これを放棄することも可能です。そこで、自白剤を使用した麻酔分析に同意することをもって、供述拒否権や黙秘権の放棄であって、同意があれば許されるのではないかとも思われます。

 しかし、自ら供述するのであれば、自白剤を使用することなく供述をすればよいのであって、麻酔分析に同意をすることは自己矛盾になると考えられています。
 したがって、同意があっても麻酔分析をなすことは、供述拒否権や黙秘権の侵害となり、許されません。

元記事

被疑者の同意を得て、麻酔分析(自白剤使用)をすることは許される?

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