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”パンクとは?” ダムド『地獄に堕ちた野郎ども』を観てきた-OTOTOY試写会レポ

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ダムド史上初のドキュメンタリー映画『地獄に堕ちた野郎ども』(原題:THE DAMNED:DON’T YOU WISH THAT WE WERE DEAD)。

9月17日(土)より渋谷HUMAXシネマほか全国順次公開される同作品の試写会に行ってきたのでレポートをお届けしたい。

『地獄に堕ちた野郎ども』はモーターヘッドのレミー・キルミスターのドキュメンタリー映画『極悪レミー』を手掛けたウェス・オーショスキーが監督した2015年の作品。製作、脚本、撮影、編集もすべて1人でこなし、制作費は全額個人負担(”その負担は今でも続いている”とのこと)している。

映画は、デビュー以降たび重なるメンバーチェンジや解散・再結成を行ってきたバンドの40年の歴史と音楽シーンにおける影響を様々なアーティストの証言や映像を交えながら描き出しているのだが、物語の核となっているのが、キャプテン・センシブルを中心としたオリジナル・メンバーのデイヴ・ヴァニアン、ラット・スキャビーズ、ブライアン・ジェイムスらとの複雑な人間模様だ。ガンズ&ローゼズが1993年のパンク・カバー・アルバム『ザ・スパゲティ・インシデント?』でダムドのデビュー曲「ニュー・ローズ」をカバーした際に勃発したバンド内の軋轢や、権利・金銭問題等が赤裸々に語られ、それぞれのバンドを巡る心境も伺える内容となっている。また、ダムドに憑りつかれたように追い掛け続けている長年のファンがバンドそのもののメタファーのように登場しているのも興味深い。

もちろん、1977年のアルバム『地獄に堕ちた野郎ども』(Damned, Damned, Damned)の冒頭を飾る「ニート・ニート・ニート」や「ニュー・ローズ」をはじめとするライヴ映像のド迫力なサウンドも楽しめるほか、来日時におけるファンとの交流、移動中の様子なども観ることができるので飽きることなく楽しめる内容となっている。

そしてなにより、キャプテン・センシブルにより”パンクとは?”という問いに対する答えが明確に語られているところは必見だ。世に音楽ドキュメンタリー映画は数あれど、ここまで人間臭さに溢れた作品はなかなかない。ダムドに関する予備知識は一切なくても間違いなく楽しめるので、ぜひ映画館に足を運んで観て欲しい。(岡本貴之)

・『地獄に堕ちた野郎ども』オフィシャル・ウェブサイト
http://www.damneddoc.jp/

『地獄に堕ちた野郎ども』原題:THE DAMNED:DON’T YOU WISH THAT WE WERE DEAD
2015年/アメリカ映画/110分/ビスタサイズ/
© 2015 Damned Documentary LLC.
9月17日(土)より渋谷HUMAXシネマほか全国順次公開

THE DAMNED 日本語字幕入りトレーラー

https://www.youtube.com/watch?v=RoWxt8seZ8Q

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