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日本のインディーゲームシーンをテーマにしたドキュメンタリー映画『Branching Paths』 29日のデジタル配信に先駆け上映会を開催

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インディーゲーム配信プラットフォーム『PLAYISM』を運営するアクティブゲーミングメディアは7月25日、東京・秋葉原のガジェット通信フロアで映画『Branching Paths』のメディア向け上映会を開催しました。『Branching Paths』は、フランス出身のアン・フェレロ監督が日本のインディーゲームシーンをテーマに撮影したドキュメンタリー映画で、7月29日から『PLAYISM』と『Steam』でデジタル配信を開始します。


『東京ゲームショウ』が初めてインディーゲーム開発者を主役に据えたブースを展開した2013年から、2015年の『東京ゲームショウ』までの2年間にわたって撮影を実施。日本人のインディーゲーム開発者や日本に在住する外国人の開発者の姿を追い、アン監督いわく「日本のインディーシーンのモザイク」と言える内容になっています。

制作のきっかけとなったのは、Onion Gamesの木村祥朗氏。『moon』『チュウリップ』といったコンシューマー作品の生みの親として知られる同氏は、2012年に米国で開催されたインディーゲームイベント『Independent Games Festival』に刺激を受け、インディー開発会社としてOnion Gamesを立ち上げ。アン監督に同社のプロモーションビデオ制作を依頼する中で、アン監督から日本のインディーゲームシーン全体を描く作品の企画が提案され、2013年の『東京ゲームショウ』から制作がスタートしたとのこと。インディーゲームイベント『BitSummit』で『Million Onion Hotel』『勇者ヤマダくん』と2年連続で新作を発表、インディーゲームシーンをけん引する精力的な活動が紹介されます。


同作品には、木村氏のほかに2人、日本のインディーゲームシーンのキーパーソンが登場します。1人は、『LA-MULANA』シリーズで知られるNIGOROの楢村匠氏。2013年には『LA-MULANA』の『Steam』での配信を実現し、第1回『BitSummit』と『東京ゲームショウ』に出展、2014年には『Kickstarter』で新作『LA-MULANA 2』の資金調達に成功し、開発者イベント『INDIE STREAM FES』を立ち上げるなど、日本のインディーゲームシーンの中心で活躍していく姿が描かれています。

もう1人は、昨年リリースした『Downwell』が国内外で高く評価されたもっぴん氏。インディーゲーム開発者を志し、開発者イベント『Picotachi(ピコたち)』で試作版の『Downwell』を発表するとたちまち注目を集め、その後は米国のインディーゲームイベント『Independent Games Festival』で学生部門へノミネート、米国のパブリッシャーDevolver Digitalからのリリースと、インディーゲームシーンに華々しくデビューを飾る姿は、この作品の見どころの一つでもあります。

作品には総勢80名近くの開発者が出演し、取材した素材は合計20TB近くにのぼるとのこと。上映会には一部の出演者も参加して完成作品を鑑賞、上映後には拍手を送りました。

Branching Paths : release trailer / ブランチングパズ:リリーストレラー(YouTube)
https://youtu.be/S_VYtvpkfPo


木村氏、楢村氏、もっぴん氏の3名は上映後のトークイベントに登壇。撮影当時を振り返りながら、楢村氏は2012年ごろのメディアに取り上げられない状況から「2年間で激変した」といい、「あとは作り続けるのみ。今後はそれぞれの“Branching Paths(分岐点)”があるんじゃないですか」と語ります。『LA-MULANA 2』は、今年の『東京ゲームショウ』でリリース時期について発表できる段階まで開発を進めていくとのこと。


木村氏も「3年前にはほとんどメディアに取り上げられなかったが、今は応援してくれるようになりうれしい。あとは作ります」と語り、『Million Onion Hotel』を11月末、今年の『BitSummit』で発表した『BLACK BIRD』を来年春にリリースすると宣言。

もっぴん氏は日本のインディーゲームシーンに「波が来つつあるのを感じる」と語る一方、『Downwell』の成功からプレッシャーも感じているそうで、今後については「次の作品で忘れられてしまうこともある。頑張りたいです」と謙虚に語りました。

『Branching Paths』は日本語版と英語版が用意され、7月29日から『Steam』『PLAYISM』で全世界に向けデジタル配信を開始します。価格は980円および9.99米ドル。日本のインディーゲームシーンというニッチなテーマを扱った作品ですが、コアなインディーゲームファンやゲーム開発者だけでなく、「インディーゲームに興味はあるけど、何から遊べばいいか分からない」という人や、「これから自分でゲームを作ってみたい」という人にもオススメ。成長著しい日本のインディーゲームシーンを背景や文脈、コミュニティから理解することが、今後より幅広く多様な作品と出会うきっかけになるはずです。

Branching Paths : A journey in Japan’s independent game scene
http://branchingpaths.jp/

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宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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