『食べログ』ガイド本編集者が明かす「コスパが良い店」の見分け方

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『食べログ』ガイド本編集者が明かす「コスパが良い店」の見分け方

今や外食先を探すときには欠かせないウェブサービスであり、人気店や名店をチェックしているだけでも楽しい「食べログ」。

この、「食べログ」でお店を調べるとき、必ず確認するポイントの一つが点数だろう。5点満点での評価で点数が高いほど「良い店」となるわけだが、この基準は意外とハードルが高い。

扶桑社から出版された『食べログ3.5点以上の最強コスパ店を一冊にまとめました』では、「3.5点」を基準とした上で、その基準をクリアした東京の名店を紹介している。ではこの「3.5点」とはどんな点数なのだろうか。本書の編集を担当した秋葉俊二さんは次のように語る。

「『3.5点以上』を店選びのひとつの基準にしている人は多いと思います。私もその一人です(笑)。

実は『3.5点以上』は、『食べログ』に掲載されている83万軒の店舗のうち、たった4%しかないんですよ。だから消費者から選ばれた名店と呼んでもおかしくありません」

 

■パフォーマンスが良い店は自然とレビューもアツくなる

 

4%ということは、全体でわずか約3万3千店。となると、それなりの店が残る。ただ、美味しさを求めるならば、やはり多少は値が張ることも覚悟しないといけないだろう。

このムックでは、掲載する店の選定にあたり、「コスパ」(コストパフォーマンス)を重視しているという。しかし、このコスパは人によって実感するレベルが違う。その壁をどうクリアしているのだろうか

「コストパフォーマンスを意識したときに、まずは1人5000円以内という基準を設定しました。

ただ、コスパはお金だけの問題ではないと考えています。食事の美味しさや会計時の満足度、店員のホスピタリティなどを含めて『パフォーマンスがいい』というコメントが出てくると思うんですね。

だから、もう一つ重視したのがレビュアーさんの声です。やはりコスパが良く、美味しい料理が食べられる店は、レビューが自然にアツくなるんですよ。その熱は見逃さないようにしました」

 

■「食べログまとめ」からもピックアップ 新たなお店との出会いを演出

 

このムックのもう一つ大きな特徴は「食べログまとめ」編集部による、テーマ別おすすめ店の紹介が掲載されている部分だ。

そこに並んでいるのは「立石駅のおすすめの昭和居酒屋」「女子も行ってみたいせんべろ居酒屋」「デートで使える焼肉・焼鳥+肉割烹」「神田にある老舗カレー名店5選」など全14テーマ。

「『食べログまとめ』は『食べログ』の人気レビュアーさんやスタッフが投稿する、いわば食の『まとめサイト』です。ガイドブックに似合わず、かなり特徴あるお店選びがなされているので、自分の好みにあるテーマで選べますし、新たな出会いもあるはずです」

とは秋葉さんの談。メニュー別だけでなく、「吉祥寺」「銀座」「新宿」「恵比寿」など、地名別のテーマのまとめも掲載されているので、もしその街に行くことがあれば参考になるはずだ。 0 

■『食べログ』ガイドブック編集者がおすすめする名店とは?

 

どんなガイドブックを読んだとしても、最終的に店選びはその人のグルメ感性に委ねられる。しかし、どんなシチュエーションでも対応できるのがこのムックの強みであり、「行きたい!」と思う店がたくさん見つかるはずだ。

最後に、秋葉さんおすすめの「食べログ」3.5点以上の最強コスパ店を紹介してもらった。

「まずは、西武池袋線富士見台駅にある『焼肉問屋 牛蔵』です。注目は特選7種盛り合わせ。2〜3名用なのに3400円(税別)でこだわりの高級国産黒毛和牛が味わえるんです。私も焼肉は好きでよく食べてきましたが、こんなに安くてボリュームのある店があるのかと、感服しました。

もう一軒、新宿三丁目にある居酒屋『西尾さん』。出汁の染み込んだ静岡おでんはどれも絶品で一本130円とリーズナブルで、ほかの一品料理も手の込んだもので満足度高し。さらにご主人の笑顔がこれまた“美味しい”。居心地も良くて、楽しいひとときを味わえます」

気になったら、ぜひ行ってみてはいかがだろうか。

(新刊JP編集部)

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