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ペットのカルテ、コピーをもらうことはできない?

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ペットのカルテ、コピーをもらうことはできない?

Q.

 今年、愛犬が亡くなりました。
 担当獣医に「訴訟とかではなく、愛犬の生きていた証としてカルテのコピーを頂きたいのですが」と言ったところ、拒否されました。
 「法律で5年は渡せません」と言われ、「(原本の場合)3年ですよね?」と聞き返しても「5年です。法律で5年と決まっています」と拒否されました。
 「病院や獣医によってカルテのコピーを頂けるようですが」と言いましたが、「どうなんですかねー、うちは徹底しているので」と返されました。
 獣医師がカルテを飼い主に見せてはいけない、(コピーを含め)渡してはいけないという法律があるのでしょうか。ネットでは、個人情報保護法25条に基づいて開示を求めることができるという記事を見たこともあります。

(30代:女性)

A.

 獣医師法19条は、診断書、出生証明書、死産証明書、検案書については、交付義務を定めています。また21条は、診療簿について3年の保存義務を規定しています。
 つまり、19条の交付義務にカルテである診療簿は入っておらず、保存義務だけを課しているのです。

 ただ、個人情報保護法に基づいて、診療簿の開示請求をすることは可能です。
 厚生労働省も、診療簿に記載された飼い主の氏名等が個人情報に該当するとして、これを認めています。

 なお、上記のように、診療簿の保存義務は、3年となっており、5年ではありません。また、「法律で5年は渡せません」との回答も誤りです。
 5年間交付義務が免除されていたり、5年経過後に交付義務があるという法律はありません。

元記事

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