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昭和のスターがまた1人…大橋巨泉さんを襲った「急性呼吸不全」とは?

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大橋巨泉さんが先日7月12日に急性呼吸不全でお亡くなりになられました。

大橋巨泉さんがお亡くなりになった理由の中で「呼吸不全」という意味が分かりにくい単語が出てきました。

今回は呼吸不全とは何なのか、原因や症状、治療法などを含めて医師に聞いてみました。

呼吸不全とはなんですか。

呼吸不全とは、医学的には空気を吸った状態でこれ以上酸素が不足すると、いきわたらない部分が出てくる値ということで、動脈からの採血で血液中の酸素濃度が60Torrという値より低い状態を指します。

わかりやすい症状として、手足の末端が青くなるチアノーゼがあらわれます。

通常の人であれば、このような酸素の値になる前に、ちょうど短距離走の直後のように大きく早い息をすることで酸素を取り込めますので、酸素濃度は比較的早く回復します。

しかし、酸素を取り込めなかったり、酸素が低いことを感知できないような病気では、呼吸不全となり、全身の臓器に酸素不足によるダメージがおこることとなります。

呼吸不全になる原因はなんですか。

酸素はまず換気(いわゆる呼吸)により肺に取り込まれます。次に肺の先端で薄い細胞を2層超えて血液の中に取り込まれていきます。そのため、そのどちらが障害されても呼吸不全が起こります。

具体的に呼吸の障害としては、異物で気道がふさがれてしまう窒息や筋肉や骨格の問題で必要な量の空気を吸えない場合や、神経の問題で酸素が足りないことをうまく感知できず呼吸数や呼吸の大きさを調節できない場合などがあげられます。

また、血液への取り込みの問題としては、いわゆるたばこ肺(COPD)などの肺の病気や手術で肺を取ったことにより、もともと取り込むことのできる面積が減ってしまっている場合や、肺炎などのように2つの細胞の間に余計なものが入り込むことで酸素の透過が悪くなる場合などが挙げられます。

体力の衰え、手術と呼吸不全の因果関係を教えてください。

大橋巨泉さんの病状について詳しく知りうる立場ではないので、一般論となりますが、体力の衰えは筋肉が痩せることで呼吸が障害される状態となります。

また、手術の合併症としては手術中の人工呼吸による肺炎や、肺を取る手術ですとそれ自身で呼吸できる部分が減ることになります。

他にも、胸の手術ですと、術後胸を動かすときの痛みにより呼吸がしずらくなることもあります。

呼吸不全と診断された場合、医療機関ではどのような治療が施されますか。

通常は酸素投与を行い、それでも改善しない場合には人工呼吸器による治療が行われます。

これは、原因がのぞかれて人工呼吸器が外せるようになることを目指します。

医師からのアドバイス

医学的には「呼吸不全」はただ息ができないことだけでなく、体に必要な酸素が届けられていない状態という意味でさまざまな原因があります。

これにより呼吸不全という単語の知識が深まるとニュースを見る時に理解しやすくなりますね。

最後に、昭和を代表する大スター、大橋巨泉さんのご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

(監修:Doctors Me 医師)

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