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男の好きなもの、それはガレージとチリドッグ。CHILITA(チリタ)にはそれがある!【中目黒】

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男の好きなもの、それはガレージとチリドッグ。CHILITA(チリタ)にはそれがある!【中目黒】

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ガレージとチリドック。アメリカ文化がたまたま合流

個人宅の隣にある物置小屋であるガレージ。アメリカでガレージ文化は一般的で、昔は馬小屋だった場所が、自動車の普及によって車庫になり、余地に物を保管する倉庫として使われてきた。この余白の部分から、車の整備や改造はもちろんのこと、不要品を売るガレージセールが行われ、音楽好きが集まってガレージバンドが生まれ、パーソナルコンピューターを世に送り出したスティーブ・ジョブズもガレージで会社を立ち上げるなど、「趣味の場」「創造の場」としても機能している。

東京・中目黒駅のちょっとはずれ。街の余白を埋めるかのように、たまたまガレージを改装して開店した、チリドッグのお店「CHILITA(チリタ)」がある。

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チリドッグは、ソーセージを挟んだパンにチリビーンズをかけた手軽なメニュー。チリドッグの元となるホットドッグは、ソーセージ大国であるドイツからアメリカに渡った移民たちがソーセージをパンに挟んで発明し、19世紀中盤のニューヨークで普及したとされる。メキシコのチリビーンズと違い、チリドッグ用のチリには牛肉が入っているため、テキサス風(テックスメックス風)なのが一般的だ。こちらもアメリカ文化。

さっそくゆる〜い隠れ家感あふれる店内へ

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車一台が入るガレージを作り変えた店内は、天井に頭がぶつかる高さ。2012年から始まったこのお店のバーカウンターは、年季が入って内装も味がにじみ出ている。

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バーカウンターを抜けた奥にあるテーブルでは、雑然としたガレージでのくつろぎ感を堪能できる。イートインはここで食べられて、相席もしばしば。

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客席から眺めるラフな雰囲気の店内は、なぜだか不思議な居心地の良さを感じる……。雑誌、CD、ビデオなどが無造作に積まれ、中央にあるPCから流れる今日のBGMはスラッジーなカントリーミュージック。

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ちょっと視線をおとすとローラースケートシューズが置いてあったり、 装飾が得意な店主の友人がいろいろなグッズを置いていくそうだ。

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ガレージだけあって、店の奥には窓がない。夏場は蒸し暑くなるため、ファンが回って換気中。物好きな人なら、ガレージならではの独特なうだるような暑さを楽しむのもオツでは?

カブりつきたい! チリドッグ&ホットドッグ

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店内入り口にある、なんとも味のあるメニュー黒板。かすれた部分は、日によって頼める「ブラジル風海鮮スープ、ハケッカ(ライス付き)」。

さてさて、さっそく名物の「チリドッグ」を注文してみた。

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チェダーチーズとパクチーの乗った「チリドック」(500円)。

じっくりと煮詰められた自家製のチリを、煮込む際は水を入れずトマトなどの野菜の水分のみで作るというこだわりの一品。ソーセージからほとばしる肉汁と一緒に味わうバンズは、このお店のためにパン屋さんが作ったものだ。

ガブリとかぶりつけば、チリの辛さと肉の旨味、豆の甘さが渾然一体となり、空腹感を一気に満たしてくれる。シンプルな料理だけれど飽きのこない味は、毎日作り続けてきたからだろう。

チーズとパクチーは取り外し可能。日によってハラペーニョがトッピングされる日も。もちろんテイクアウトもOKなので、中目黒近隣を散歩しながら食べるのにも最適だ。

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シンプルにソーセージの肉感とパンの旨味のみを楽しみたいのなら、こちらの「ホットドッグ」(400円)。ケチャップ、マスタード、チリソースは各自お好みで。

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オススメのカクテル、ブラッディ・シーザー」(600円)。

ウォッカとハマグリエキス入りのトマトジュース「クラマト」のカクテル。トマトの酸味と、ハマグリの味が磯の風味を感じさせるさっぱりとした口当たり。チリドッグの濃厚な味で満たされた口の中をリフレッシュしてくれる。酒が進み、相性抜群である。

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こちらはチリポテト(500円)。揚げたてのポテトの上に、チリドッグ用のチリを乗せたもの。パンを食べたい気分でない時は、ポテトで楽しもう。もちろんビールなどアルコール類も取り揃えているので、つまみに最適。

だんだん店の形になっていった

CHILITAの店長である酉田雅彦さんと筆者のわたしが知り合ったのは、いつだかわからないけれど約10年前の音楽イベント。酉田さんは、いろいろなジャンルの要素がとっちらかった魅力的なバンドをしていて、その界隈を湧かせていた。

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それから数年、気付いたらチリドッグ屋さんとしてカウンターに立つように。音楽系のつながりもあって週末になると、友人たちが集まり賑やかになる。ちなみに平日はご近所さんや外国人のお客さんが多いのだとか。開店に至る経緯は、周りの友人の影響でなんとなく始まったとのこと。


上の階のアパレルショップ「have a good time」の友達が、建物を一棟借りしてて「ガレージでなにかやりたい」ということで、声が掛かってお店を始めたんです。開店前はそのままガレージでした。空き家だったんで「どうやったらお店になるんだ……?」って言うところから始めて、まずは友人に相談。置きっぱなしのガラクタを取っ払らうところから徐々に作っていって。上の階からガスを引っ張ってきたのが大変でした。

開店当初は入口の窓からテイクアウトだけやっていて、カウンターもなかったんです。ただ、やはりそれだけじゃ食えるわけがないので、半年くらいしてカウンターを作りましたね。で、お酒の種類とか増やして。チリドッグを選んだのは、なしくずし的に(笑)。あと昔、友人にチリビーンズを振る舞ったりしていたこともあって。(酉田さん)

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日によって店内では、展示やフリーマーケット、ポップアップストアも行われるので、食事以外の要素もあり、カルチャースポットの側面も。

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ご覧通り、CHILITAの隣の民家ではガレージが車庫として使われている。ちょっと機転を利かせれば、街中の一角の変わった場所で飲食店を開業できてしまう。それもまたガレージの魅力なのかもしれない。

もちろん開店までは本人の努力や友人などの手助けも必要だけれど、味だけでなく人が集まる場としても機能するので、チャレンジしてみる価値があるだろう。

お店情報

CHILITA(チリタ)

住所:東京都目黒区中目黒1-2-14

電話番号:03-3393-2922

営業時間:15:00~22:00

定休日:月曜日

ウェブサイト:http://chilita-tokyo.tumblr.com/

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:高岡謙太郎

高岡謙太郎

オンラインや雑誌で音楽・カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。

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