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【体験レポ】「家庭用も見据えている」VR用モーションチェア『SIMVR』

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VRライドマシン「SIMVR(シンバ)」は、モーションと連動して動くVRデバイスとして、現在展開が始まっています。7月22日にオープンした「スペースクリエイト自遊空間 NEXT 蒲田西口店」のVR STUDIOでその第1弾が展示されています。

今回は、実際にこの「SIMVR(シンバ)」の特徴をレポート。さらに開発を行った株式会社しのびや.com Wizapply事業部に今後の展開について話を聴いてきました。

「SIMVR(シンバ)」とは

https://www.youtube.com/watch?v=h-qyEJyAjtk&feature=youtu.be

SIMVRはVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)に特化した3軸モーションシミュレータシステム。HTC ViveやOculus RiftなどのHMDを装着して座るVRライドシュミレータです。VRHMD内の映像に合わせて椅子が動く仕組みになっているため、映像の中の自分の動きと現実の自分の動きをリンクすることができ、今までのVRコンテンツを、より没入度を高めて楽しむことができます。

ピッチ(左右を軸として回転)・ヨー(上下を軸として回転)・ロール(前後の軸として回転)の3軸回転に加えて、上下の揺れの動きを行うことができるようになっており、様々なVRコンテンツでの利用が可能とのこと。また、振動の点からもプレイヤーのVR体験を高めるような設計がされており、重低音の振動ユニットが、現実で機械に乗っているかのような機微な振動をプレイヤーに与え、臨場感を生み出しています。

幅765mm、奥行き1320mm、高さが1420mmの大型筐体ですが、総重量は約75kgで家庭用電源の100Vで動くように設計され、わずか400wで駆動します。そのため「購入後の電気工事は不要でランニングコストも低く、ランニングコストも大幅にカットできるようにしている」とのこと。
本体価格は89万円(別途SIMVR SUPPORT 月額55,000円へ12ヶ月の加入が必要)となっており、購入後の1年間保証とスタッフによる技術サポートがついてきます。

イベント向けのSIMVR イベントレンタルプランもあり、1泊2日で28万円、1泊追加毎に5万円が別途かかってくるとのこと。

SIMVRが見据える今後の展開

このSIMVRの今後の展開について、将来的には「家庭用まで見据えている」と株式会社しのびや.com Wizapply事業の加藤一貴氏はコメントしました。現在の価格は89万円のところ、最終的には50万円から40万円くらいまで下げられれば、”家にマッサージチェアがあるような感覚でSIMVRがある姿”を描くことができるのではないか”とのこと。6軸センサーではなくあえて3軸センサーの物を使って、6軸センサーと変わらない体験ができるような設計をすることで価格を抑えたり、業務用シリンダーを使って体重150kg(安全のため100kgまでとしている)まで耐久できるように設計しているなど、随所で工夫を見ることができます。

しかし、まだまだ改善の余地はあるとのことで、省スペースかつ低価格での実現がポイントとなりそうです。

「VR元年と言われる2016年はVRの市場が開けたとはいえ、まだまだ一般のユーザーにVRへの興味を喚起できてないことが問題」と加藤氏は指摘。SIMVRがゲームセンターやネットカフェなどで一般ユーザーがVRと触れ合う場所に置かれることで、単に座ってVRを体験するよりも高い没入感を味わうことができ、より多くの一般ユーザーがVRに対して興味を持ってくれるのではないかと考えています。そのためにはまず、酔わない高い品質のゲームへの没入度をより高めてくれるSIMVRをゲームセンターやネットカフェへBtoBtoCのような形で提供していくことが大事で、7月22日(金)にオープンした「スペースクリエイト自遊空間 NEXT 蒲田西口店」がその一歩だと言う。


今回筆者もSIMVRに乗って『BLAST×BLAST』(開発は積木製作)という、機体を操縦して敵を倒すVRシューティングゲームを体験してきました。アトラクションの時間は6分、最初に1分程度のチュートリアルの後にゲームが始まります。トリガーを引いて打つ単発銃と、トリガーを引いている時間により銃が変形し2種類の銃を駆使して多くの敵を倒すことで得点を取るゲームになっています。SIMVRとゲームの中の搭乗している機体がリンクしていることで、普通の椅子では体験することができない、機体に乗っている感覚を体感することができました。特に機体がスピードアップした瞬間は、ジェットコースターに乗っていることに近い感覚でした。普段の椅子に座って体験するよりも、明らかに没入感の高いものとなっています。

SIMVRを活用したコンテンツが今後も増えていくことに期待したいところです。

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(参考)
SIMVR公式
http://simvr01.com/

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