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スーツケースのカギのマスターキーを複製した

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スーツケースやカギについている赤いひし形のマーク。これは、TSAロックといい、アメリカ国土安全保障省の運輸保安庁より認定を受けた、施錠機構であることを意味します。じつはこのスーツケースの鍵のマスターキーの3Dデータが流出。そこで、実際に3Dプリンターで出力してみました。

スーツケースのカギにマスターキー

アメリカの空港では、TSA係官が荷物を開けて目視検査する場合もあるため、スーツケースはカギを施錠してはいけない決まり。万が一施錠した場合には、カギが破壊されてしまいます。

そこで使うのが、TSAロック。TSA係官はすべてのマスターキーを持っているため、TSAロックでスーツケースのカギを施錠していても破壊されずに済むのです。

しかし、マスターキーの写真がワシントン・ポストに掲載されたことが原因で、2015年8月にマスターキーの3Dデータが流出する事態に。現在もダウンロード可能で、3Dプリンターがあれば誰でもスーツケースのカギのマスターキーが作れてしまうのです。

スーツケースのカギは解錠できる

そこで、実際に3Dプリンターで出力したTSAロックのマスターキーが使えるか、検証してみました。001~007のマスターキーを3Dプリント。プリンターは家庭用の「Replicator」を、素材は強度のあるABS樹脂を使用しました。

日本で流通している「007」のキーで検証です。しかし、カギ穴には挿せるものの、カギを回すことができません。熱収縮で実際より小さく仕上がってしまったことが原因のようです。

今回は3Dプリンターの精度が足りず、解錠には至りませんでしたが、もし高精度のプリンターがあれば解錠できる可能性が大。スーツケースのカギは危険と思ったほうがよいでしょう。この情報は『ラジオライフ』2016年7月号に掲載されていました。(文/Shoo)

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